柳井市議会 > 2020-09-07 >
09月07日-03号

  • "動議"(/)
ツイート シェア
  1. 柳井市議会 2020-09-07
    09月07日-03号


    取得元: 柳井市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-03-29
    令和 2年 第3回定例会( 9月)─────────────────────────────────────────────令和2年 第 3 回 柳 井 市 議 会 定 例 会 会 議 録(第3日)                                  令和2年9月7日(月曜日)─────────────────────────────────────────────議事日程                              令和2年9月7日 午前10時00分開議    日程第1 会議録署名議員の指名    日程第2 一般質問    日程第3 議案上程審議委員会付託)──────────────────────────────本日の会議に付した事件    日程第1 会議録署名議員の指名    日程第2 一般質問         中川隆志議員          1 新聞で報道された管理職の職員に対する暴行について           (1)報道は事実か。           (2)事実であれば昨年4月に起ったことをなぜ今まで公表しなかったのか。           (3)2018年9月には消防職員によるハレンチ行為が公になったが、その時の反省は生かされなかったのか。           (4)セクハラ、パワハラにはあたらないのか。           (5)被害を受けた職員は今回の処分を納得しているのか。           (6)再発防止策は講じられているのか。           (7)任命権者としてどの様な責任をとるのか。           (8)飲酒と暴力に対する適切な対応はとられているのか。           (9)8月26日の新聞報道を受けての質問である。通告〆切り後あらたな事実が判明すれば、さらなる質問をする。         賀原基和議員          1 広域農道(美ゅーロード)の安全対策対応について           (1)交通安全対策対応について           (2)大雨による災害の対策対応について         三島好雄議員          1 来年2月の市長選挙に出馬されるか、否かをうかがいたい。           (1)井原市長は、当選直後、「国や県に頼らない政治を行う」とし、進行中だった高規格道路「柳井玖珂線」の建設について、部分改良に格下げし、国や県から不興を買ったため、1期目、2期目はめぼしい実績は無かった。ところが3期目に入り、自ら自民党に入党し、山口県から副市長待遇の参与を受け入れ、大きく流れが変わった。長年の懸案であった国道188号            線の平生バイパスが奇跡的に事業着手され、トクヤマなどの優良企業の企業誘致にも成功し、大きな実績を残された。国や県との大きなパイプができたので、これで良しとするのか。それとも、この流れをさらに発展させるために、市長選挙に出馬されるかどうかをうかがいたい。          2 野良猫の保護について、伺いたい。           (1)柳井市内には、自腹で野良猫の不妊・去勢手術を行い、猫を保護する活動をされている市民の方が何人かいらっしゃる。手術代金が1万円を超えるため、自腹での保護が難しくなってきている現状がある。市として、何か援助策を考えられないか、うかがいたい。         石丸東海議員          1 豪雨対策について           (1)近年、地球温暖化により人類が経験したことがない豪雨が全世界を襲っている。現在、市が進めている雨水排水対策事業でこの豪雨から市街地が守られるか伺います。           (2)集中豪雨の度に道路、河川等が破壊されるが適正な維持管理が行われているか伺います。           (3)避難勧告、避難指示は市民に徹底されていると思うか。また、防災用備蓄品は各避難所に整備してあるか伺う。          2 新型コロナウイルス感染症対策複合図書館建設について           (1)新型コロナウイルス感染症対策について柳井市の単独事業の費用対効果について伺う。           (2)市長公約の複合図書館建設について今後の対応を伺う。    日程第3 議案上程審議委員会付託)      (1)議案第57号 柳井市職員の特殊勤務手当の支給に関する条例の一部改正について      (2)議案第58号 令和2年度柳井市一般会計補正予算(第7号)──────────────────────────────出席議員(17名)1番 久冨  海          2番 岩田 雄治3番 田中 晴美          4番 川﨑 孝昭5番 秋良 克温          6番 三島 好雄7番 坂ノ井 徳          8番 岩田 優美9番 早原 秀文          10番 賀原 基和11番 藤沢 宏司          12番 篠脇 丈毅13番 岸井 靜治          14番 中川 隆志15番 石丸 東海          16番 君国 泰照17番 山本 達也                  ──────────────────────────────欠席議員(なし)──────────────────────────────欠  員(1名)──────────────────────────────事務局出席職員職氏名局長   宮本 忠明          次長 井原 郁江補佐   西本 佳孝                  ──────────────────────────────説明のため出席した者の職氏名市長            井原健太郎      副市長           鍵山 有志参与            粟屋  桂      教育長           西元 良治総合政策部長        玉中  勲      総務部長          國村 雅昭建設部長          重村 仁志      上下水道部長        川井 隆志経済部長          徳武 伸幸      市民部長          米川 辰夫健康福祉部長        日浦 隆雄      教育部長          三浦 正明会計管理者         宗廣 宜之      総務課長          関本 一博危機管理課長        國田 雅之      財政課長          森岡 和子──────────────────────────────午前10時00分開議 ◎事務局長(宮本忠明) 御起立願います。互礼。御着席願います。 ○議長(山本達也)  これより、本日の会議を開きます。────────────・────・──────────── △日程第1.会議録署名議員の指名 ○議長(山本達也)  日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第74条の規定により、議長において、川﨑議員、早原議員の両名を指名いたします。────────────・────・──────────── △日程第2.一般質問 ○議長(山本達也)  日程第2、先の4日に続いて一般質問を行います。最初の質問者、中川議員。〔中川隆志登壇〕 ◆議員(中川隆志) おはようございます。立志倶楽部の中川でございます。岸井議員と連合して会派を組んでおります。台風の日の朝一番に、こんな気の滅入る一般質問はやりたくはないというのが、偽らざる今の心境です。できることなら、こんな一般質問はやらずに済むような柳井市であってほしいと思っております。 実は、今回、第3回定例会で、私は、一般質問する予定はなかったのですけれども、なんと、一般質問の通告締切りの前日、8月26日に中国新聞から、柳井市が管理職に減給処分という小さな記事が出ました。これを見て、やはりこれは議会としては、一言、何らかのことは言わないと、黙ってはおられないだろうと思って、急遽、一般質問を準備して、最終締切り前の午後、提出することができました。 それでは、その市の管理職の減給処分についての一般質問をさせていただきます。 まず、通告では、報道は真実かというふうに、聞いたのですけれども、これはもう、真実であること、疑いなくなっておりますので、真実であれば真実というふうに、お答えいただければいいと思います。 同じように、もし真実であったら、なぜ、昨年4月に起こったことを、今まで公表しなかったのか、これをお伺いしたいと思います。 さらに、この事件の起きる7か月前、2018年の9月には、消防職員による破廉恥行為、広島県で盗撮行為があったのですけれども、その時の反省というのは、わずか7か月しか経っていないで同じような事件が起きるということは、その反省は生かされなかったのだろうか。これをお伺いしたいと思います。 具体的な内容に入っていくということになりますと、これは本当に、セクハラやパワハラだと認定しているのかということを、まず、お伺いします。 それから、被害を受けた職員は、今回の処分を、納得しているのか。これをちょっとお伺いしたいと思います。 それから、再発防止策は、講じられているのか。任命権者としては、どのような責任を取られるのか。飲酒と暴力に対する適切な対応は、柳井市として取っておられるのか。以上を、お伺いします。 これまでの質問は、8月26日の中国新聞の記事から質問するものですけれども、8月の29日になって、柳井日日新聞に、さらに詳しい情報が載っておりました。その新聞記事の内容も含めて、改めて、再質問をしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。〔中川隆志降壇〕 ○議長(山本達也)  市長。〔市長登壇〕 ◎市長(井原健太郎) 中川議員の御質問にお答えをいたします。 新聞報道にございました、管理職による職員に対する暴行について、お答えをいたします。 まず、(1)番、報道は事実かとのお尋ねでございますが、これは、事実でございます。 事実関係を申し上げますと、昨年4月、休日に、プライベートの飲み会の場において、管理職の50代男性職員が、たまたま店の前を通りかかり、同席した市女性職員に対し、酒に酔って、頭をはたく、体に触れるなどの行為を行ったものでございます。 行為を行った職員は、酩酊し、記憶が定かではない部分もあったものの、行為自体を認めており、深く反省しております。 既に、女性職員に、直接、謝罪をしており、女性職員は、謝罪を受け入れております。 この事実を確認した直後に、柳井市職員分限懲戒審査委員会を開催し、5月17日に、処分を行っております。 処分内容は、人事院の懲戒処分の指針に従って、決定しております。人事院の指針では、公務外で酩酊し、粗野な言動を行った場合、減給あるいは戒告と定められております。 今回の案件は、たとえ酩酊していたとはいえ、職員を総括する管理職の非行であることから、より重い減給、具体的には、対象職員の俸給月額の10分の1を、6月から8月の3か月間、給料から減じております。 次に、(3)番、消防職員の案件による反省は、生かされなかったのかとの御指摘でございますが、今回のことは消防の案件から、約半年後に発生しており、御指摘のとおりでありまして、深くお詫びを申し上げます。 次に、(7)番、任命権者としての責任についてでございますが、今回は、プライベートにおける飲酒の場での案件でございますので、直接、任命権者、私自身への処分というものは、科しておりません。 そうした中、職員の起こしたことでございますので、女性職員に、私から直接、誠心誠意、謝罪をし、今後、このようなことが二度と起こらないよう、私自身、肝に銘じて、取り組んでいくことをお伝えしております。 その他の項目につきましては、関係参与によりまして、お答えをさせていただきますが、今後とも、公務員、市の職員として、これは当然のことでございますが、自覚のある行動を取ることについて、職員個々の啓発、指導について、今まで以上に、心して取り組んでまいります。 この度は、大変御迷惑をおかけをし、誠に申し訳ございませんでした。〔市長降壇〕 ○議長(山本達也)  総務部長。 ◎総務部長(國村雅昭) それでは、ただ今、市長が申し上げました項目以外の項目につきまして、私から、御答弁を申し上げます。 まず、2点目の、昨年4月に起こったことを、なぜ今まで公表しなかったのかという点でございますが、こちらも、人事院の懲戒処分の公表指針に従ったものでございます。 懲戒処分の公表指針で、公表対象となっておりますものは、職務遂行上の行為またはこれに関連する行為に係る懲戒処分及び職務に関連しない行為に係る懲戒処分のうち、免職または停職である懲戒処分とされており、今回の案件は、公務外の行為に係る懲戒処分であり、処分内容が、減給のため、公表対象外となったものでございます。 したがって、この公表指針に従って、処分時におきましては、公表していないということでございます。 ただし、市では、地方公務員法第58条の2及び人事行政の運営等の状況の公表に関する条例に基づき、毎年、8月の広報やないにて、前年度の人事行政の運営状況を公表しております。 これにより、本年8月13日付け広報やないにて、前年度の、懲戒処分件数を、公表しているところでございます。 次に、4番目の、セクハラ・パワハラにはあたらないのか、という点でございますが、今回の案件は、休日のプライベートな場の出来事でございますが、一般的には、セクシャルハラスメントパワーハラスメントととられる行為ということで、認識をしております。 この度の案件につきましては、人事院の指針で申しますところの、公務外での酩酊による粗野な言動等ということになりまして、これに従って、処分を行ったところでございます。 次に、5番目、被害を受けた職員は、今回の処分を納得しているのかとの点でございますが、被害を受けた職員によりますと、「今回の処分に納得した、納得していないという観点で考えたことはなかった。処分の内容については、しかるべき処分をしていただいたという思いであった。」との話をしております。 次に、6番目、再発防止策は講じられているか、との点でございますが、全職員を対象とした人権研修の中で、セクハラ、パワハラ等ハラスメントについての研修、啓発にも取り組んでおりまして、また、山口県人づくり財団が実施する研修を、職員に受講させるなど、再発防止に取り組んでいるところでございます。 今後も、引き続き、こういった研修等を通じて、再発防止に取り組んでまいります。 次に、8番目の、飲酒と暴力に対する適切な対応はとられているか、という点でございますが、年末年始等の飲酒する機会が増える時期には、庁内のインフォメーションを通じまして、綱紀の粛正、全体の奉仕者として、ふさわしい規律ある行動をとるよう、全職員に要請しているところでございます。 職場でもプライベートな場でも一緒でございますが、相手を不快にする、傷つけるような行為は、絶対に行わないよう、職員全体で認識を一つにして取り組んでまいる必要があるというふうに考えております。 市長も申し上げましたとおり、今後とも、市の職員としての、自覚ある行動をとることを第一として、職員個々の啓発、指導に取り組んでまいります。以上です。 ○議長(山本達也)  中川議員。 ◆議員(中川隆志) 今の御答弁で、セクシャルハラスメントパワーハラスメントであるということは、公務外ではあるけれども、認めておられるようです。 それで、地方自治法の第33条に信用失墜行為というのがあるのですけれども、この信用失墜行為に当たるということで、地方公務員法29条の罰則の規則によって、減給の懲戒処分をされたということでしょうか。 ○議長(山本達也)  総務部長。 ◎総務部長(國村雅昭) 被処分者が、この度、行った行為につきましては、非違行為でありまして、公務員として不適切な行為である、こういう考えのもとに処分を行っております。以上です。 ○議長(山本達也)  中川議員。 ◆議員(中川隆志) 要するに、非違行為、信用失墜行為だということですね。 それで、実は、参考にされたかもしれませんけども、業務違反防止ハンドブックというものがあります。これ、人事院から出されております。 そこの、第5ページに、信用失墜行為の禁止、これ国家公務員なので99条なのですけれども、法律の内容は別にして、国家公務員が非違行為を行うことは、職員本人はもとより、職員が所属する職場に対する信頼を損ね、さらには、公務全体の信用を失うことになりかねません。そこで、このような行為を、公私にわたって行うことを禁止していますって書いてあります。その内容として、信用失墜行為には、職務上の行為だけではなく、勤務時間以外の私生活上の行為も含まれます。それから、その内容の事例の5のところに、職場の女性職員に対し、当該職員の意に反することを認識の上で、わいせつな言辞や、不必要な身体的接触を繰り返した、この場合は、矢印をして、停職処分となっております。減給にされたのは、どうしてでしょうか。 ○議長(山本達也)  総務部長。 ◎総務部長(國村雅昭) これが、公務であるか公務でないかという点につきましてでございますけれども、この度の、今、議員さんおっしゃいましたように非違行為を行った場というのは、休日の、職場のメンバーでの飲酒、そういったものではございませんで、まるでプライベートな行為であったということでございます。 この場合の、人事院の懲戒処分の指針によりますと、一般服務関係というところではなく、公務外の非行というところに該当するというふうに思われて、酩酊による粗野な言動等、こちらによる処分を行ったということでございます。以上です。
    ○議長(山本達也)  中川議員。 ◆議員(中川隆志) それでは、同じく、この防止ハンドブックを参照させてもらったのですけれども、平成12年3月31日付け、人事院事務総長通知というのがあって、これに、先ほどから申されているような懲戒処分の指針というものがあるのです。 その中によりますと、例えば、標準例、懲戒の例がいっぱい挙げてあるのですけど、その標準例に掲げる処分より重いものとすることが、考えられるものとして、例えば、非違行為を行った職員が、管理または監督の地位にあるなど、その職責が特に高い時って書いてあるんです。 この標準例というところを見ますと、一般服務関係というところには、セクシャルハラスメント、意に反することを認識の上での性的な言動の繰返し、これは、停職、減給というふうになっています。重い方を取れば、これは当然、停職だと思うのですけど、この規定については、どういうふうにお考えになりましたか。 ○議長(山本達也)  総務部長。 ◎総務部長(國村雅昭) 先ほどと若干重複するところがございますが、今、議員さんがおっしゃいましたのは、人事院の懲戒の指針の中で、一般服務関係というところに該当するところだというふうに考えております。 今回の行為につきましては、先ほども申し上げましたが、あくまでも、プライベートな飲酒の場ということで、公務外の非行関係、こちらのほうの項目で、処分をさせていただいておるということでございます。以上です。 ○議長(山本達也)  中川議員。 ◆議員(中川隆志) 同じく、この処分の指針についてというところで、今、申し上げたのもそうなのですけど、例えば、標準例に掲げる処分の種類よりも、重いものとすることが考えられる場合として、今、一つ申し上げたのですけど、管理職とか監督の地位であること。 それから、処分の対象となり得る、複数の異なる非違行為を行っていた時っていうのがある。そうすると、まず、セクシャルハラスメントパワーハラスメント、これ、2つの異なる行為をやっているのだと思います。それから、一般服務規程では、公務外だとはおっしゃるけど、これはセクシャルハラスメント一般服務規程の中に入っていると思います。 それから、公務外非行というところ、3にあるのですけれど、それでは4番に、暴行、けんか、これは減給、戒告。酩酊による粗野な言動、同じく減給、戒告。これは当たるかどうか知りませんけれども、私は当たると思いますけど、痴漢行為、停職、減給。 それから、5の監督責任というのがあるんですけど、ここでは、管理職ではありますけど、率先して非行の隠蔽、黙認、これは停職、減給です。非行の隠蔽、黙認ということでは、同行職員も同じようなことに値するのかと思いますが、ここはちょっと、管理職職員のこと聞きますけど、こういうふうに、少なくともというか5つは非違行為を行っているわけですよ。そうすると、処分の対象となり得る複数の異なる非違行為を行っているわけじゃないですか。それでも、1番軽い減給なんですか。 ○議長(山本達也)  総務部長。 ◎総務部長(國村雅昭) 今、議員さんがおっしゃったような、そういった考え方、お伺いしたわけなのですが、あくまでも、今回の行為につきましては、酩酊による粗野な言動、その言動の動の中に、頭をはたく、体を触る、こういったことが入っておるという考え方で、他市の例なりというものも十分参考にさせていただいた上で、処分内容を決定しておるところでございます。以上です。 ○議長(山本達也)  中川議員。 ◆議員(中川隆志) 柳井市や他市でもそうなのですけど、酩酊して暴行したり、痴漢的な行為をしたのが、それは、公務の中では、問わないということなんですか。 ○議長(山本達也)  総務部長。 ◎総務部長(國村雅昭) 先ほどからの繰返しということになりますが、これは、あくまでも、休日のプライベートな場での飲酒、職場の飲みでもなんでもございませんので、公務外の非行ということで、位置づけております。 その中で、減給、戒告という基準にあてはめる中で、より厳しい減給処分を科したということでございます。以上です。 ○議長(山本達也)  中川議員。 ◆議員(中川隆志) 今のお話だと、公務員はプライベートの時は、何をやっても構わない、公表されないということにも聞こえるのですけれども、では、もう一つ、お伺いします。 今度は、平成15年11月10日に、同じく人事院の事務総長通知というのがありまして、これは、懲戒処分の公表指針。これによると、ここにあるのですけれども、今まで申し上げていることの中で、公表対象とするものの中に、職務に関連しない行為に関わる懲戒処分のうち、免職または停職である懲戒処分というのもあります。今まで、るるおっしゃって、公務じゃないから減給で済ましているんだというふうにおっしゃっています。 それで、その公表指針の上の部分に、本指針は、懲戒処分の公表に関わる原則的な取扱いを示したものであり、個別の事案に関し、当該事案の社会的影響、被処分者の職責等を勘案して、公表対象、公表内容等については、別途の取扱いをすべき場合があることに御留意くださいって書いてあるので。 被処分者の職責、管理職でしょう。それでも、減給で終わりなんですか。 ○議長(山本達也)  総務部長。 ◎総務部長(國村雅昭) ただ今、議員さんおっしゃいましたことは、市の説明責任と言いますか、そういったことだろうというふうに考えますが、処分の基準につきましても、公表の指針につきましても、いずれも、人事院の指針を運用していくことによりまして、適正な処分なり、説明責任が行われるというふうに考えているところでございます。 きっちり定められております、こちらの人事院の指針に従うことにより、被害者に対しても、加害者に対しても、公正な処置を取るものができるというふうに考えておりまして、ただ今、議員さんおっしゃいました、管理職という問題につきましては、先ほども申し上げましたとおり、減給、戒告のうち、より厳しい減給を適用しているということでございます。以上です。 ○議長(山本達也)  中川議員。 ◆議員(中川隆志) 減給、戒告で、厳しい減給だと言われるけど、停職、減給じゃないのですか。 ○議長(山本達也)  総務部長。 ◎総務部長(國村雅昭) これは、先ほどから繰返しになりますけれども、あくまでも、公務外の非行行為の中の、酩酊による粗野な言動、こちらの項目に該当するということで、その中での厳しい減給のほうで、処分をしているということでございます。以上です。 ○議長(山本達也)  中川議員。 ◆議員(中川隆志) 冒頭でも聞いたのですけど、信用失墜行為に値するって言われた。信用失墜行為は、公務だけじゃなくて、プライベートも入りますよって言われている。それで、その下にある事例の中で、セクシャルハラスメントに類することは、停職処分ですよっていうふうに、第1の一番に書いてあるわけですよ、この、義務違反防止ハンドブックでは。 だけど、あくまでも、そういう信用失墜行為プライベートは入らないというふうにおっしゃって、これは、水掛け論になるのでしょうけど。 これはまた、改めてちょっとやることになるかもしれません。 それでは、別の話をちょっと。同行した職員を、厳重注意にされたっていうことなのですけれども、これを厳重注意にされた根拠は何ですか。 ○議長(山本達也)  総務部長。 ◎総務部長(國村雅昭) いずれにしましても、酒を飲んでいる、飲んでいないに関わらず、こういった、相手方に対して不快な思いをする、傷つけるような行為をするということを、そばにいながら止められなかった、こういう責任は、やはりあるというふうに考えまして、厳重な注意を行ったところでございます。以上です。 ○議長(山本達也)  中川議員。 ◆議員(中川隆志) 厳重注意っていう規則は、どこにあるんですか。 ○議長(山本達也)  総務部長。 ◎総務部長(國村雅昭) 懲戒処分は、おっしゃいますように、免職、停職、減給、戒告、この4種類でございます。 しかし、一般的に、注意を行う、訓告を行う、こういったことは、事実行為として行われている行為でございまして、そういったものに基づきまして、厳重に注意を行ったということです。以上です。 ○議長(山本達也)  中川議員。 ◆議員(中川隆志) 恐らく、こういう処罰について、要するに、戒告以下の処分についても、やはり、市で、規則は定めてあると思うのですけど、定めてないのですか。 ○議長(山本達也)  総務部長。 ◎総務部長(國村雅昭) こちらにつきましては、あくまでも、地方公務員法を受けました、人事院の処分の指針に従い、運用しております。市のほうにおきましては、職員の服務規定、それから、職員の倫理規定、さらには、分限懲戒に関するいろいろな定めに従いまして、運用しているということでございます。この中では、特に、懲戒以下の処分について、定められているものはございません。以上です。 ○議長(山本達也)  中川議員。 ◆議員(中川隆志) 規則の定めにもないのに厳重注意したって、じゃあ何の重みがあるのですか。 ○議長(山本達也)  総務部長。 ◎総務部長(國村雅昭) 今回の、その厳重注意なり、訓告というようなものにつきましては、懲戒処分には当たらないけれども、任命権者として、しっかり正していく必要があるというような行為に対して行うことに関しまして、全く意味がないということはないのではないかというふうに考えております。以上です。 ○議長(山本達也)  中川議員。 ◆議員(中川隆志) いや、意味がないとは言わないけど、規則にないものを厳重処分しましたって言ったって、何にも、裏付けないじゃないですか。厳重処分受けたほうだって、なんでこんなの、どこに規則あるのって言われればそれまでだと思います。それは、きちんとやはり作られたほうがいいんじゃないかと思います。 それで、同行した職員も、酩酊して覚えていないって言ってるんです。だけど、ちゃんと支払いはして帰ったわけでしょ。もし、支払いして帰ってなかったら、当然、無銭飲食で訴えられているかもしれないんだから。支払いはできているのに、じゃあ、ほかの、そこで行われた、いろいろなことは覚えていないっていうことは、あり得るとお考えですか。 ○議長(山本達也)  総務部長。 ◎総務部長(國村雅昭) 私、全くの下戸でございまして、いろいろな飲酒の場で、飲酒される職員も拝見をしております。その場で、かなり飲んでいらっしゃる職員でも、お金をきちっと払って帰る、家にきちんと帰っているというのは、大体、皆さん、そのようにされているように思います。 ただ、次の日に、昨日こういうことがあったというふうにお聞きした際には、かなり記憶があやふやというか、覚えていらっしゃらないということも、あるというふうに、認識をしておるところでございます。以上です。 ○議長(山本達也)  中川議員。 ◆議員(中川隆志) そもそも、前後不覚になるまで、飲むということ自体も問題があると思うのです。 実は、この飲酒については、ちょっと教育長に、ここに出席求める人に書いていて、来ていらっしゃらないんですけれども、ちゃんとこれ、小中学校の時から飲酒に対する教育しているかって聞こうと思ったんですけど、どういうわけか呼んでいただいていない。非常に残念に思います。 これも、さっきちょっと言ったのですけど、非違行為の一つのところに、監督責任っていうのがあって、それは部下だって、上司に対する監督責任というのもあると思うのです。そうすると、その非行の隠蔽とか黙認、これは停職か、減給の処分になることになるのですけど、いかがお考えですか。 ○議長(山本達也)  総務部長。 ◎総務部長(國村雅昭) そういった隠蔽行為が行われることは、まさに、議員さんおっしゃられるとおりだというふうに思いますが、今回の事案につきましては、翌日すぐに、被害を受けました女性職員からの申出を受け、適正な調査を行って、処分を行っているということで、そういったものには、当たらないというふうに考えております。以上です。 ○議長(山本達也)  中川議員。 ◆議員(中川隆志) 今まで述べてきたように、信用失墜行為、職場の女性職員に対して、わいせつな言動や、不必要な身体的接触を繰り返せば停職。信用失墜行為は、私生活上の行為も含まれており、管理監督する立場にある職員の処分は、標準例よりも重い。処分の対象が、複数の非違行為に当たる。これから言うと、セクハラ、暴行、酩酊、痴漢、非行の隠蔽。とても、減給で済まされるような事例ではないことは、明らかだと思います。 故意に処分を軽くして、減給、すなわち公表しなくてもいいところにおいておいて、公表を免れようとしたのではないかという疑いを、私は拭いきれません。 まず、お伺いしますけれども、懲罰委員会というものは、開催されましたか。 ○議長(山本達也)  総務部長。 ◎総務部長(國村雅昭) 先ほども、若干触れさせていただきましたけれども、事実行為の確認を行いました後、分限懲戒審査委員会、こちらのほうにかけさせていただきまして、審査をしております。以上です。 ○議長(山本達也)  中川議員。 ◆議員(中川隆志) その調査委員会の詳細な議事録っていうのは、残しておられますか。 ○議長(山本達也)  総務部長。 ◎総務部長(國村雅昭) こちらにつきましては、処分の内容等、処分の量定につきまして、審査をする、事実確認の確認をするといった会でございますが、当然、議事録のほうにつきましては、要点筆記という形で、残しているものでございます。以上です。 ○議長(山本達也)  中川議員。 ◆議員(中川隆志) 要点筆記であって、詳細なのは残っていないということですね。 ○議長(山本達也)  総務部長。 ◎総務部長(國村雅昭) 今回の案件につきましては、その審査会におきまして作成いたしました、被害を受けた職員からの申出、そういったものにつきまして、何の疑いがあるものでもございませんでしたので、事実関係に疑いがあったということは、ございません。 そういったことからも、女性職員が申したことが、全くの事実ということで、その審査委員会で、事実関係を認定し、処分を決定したということでございます。以上です。 ○議長(山本達也)  中川議員。 ◆議員(中川隆志) どうも、やっぱり、私は納得がいかないところがあって、これが、本当に減給で済まされるだけの懲戒処分であったのか、あるいは、信用失墜行為であっても、これは、減給で済まされる問題だったのか。この辺、ちょっと、処分が適当であったかどうかということを、きちんと調査する必要があるんじゃないかと思います。 場合によってはの話で、やるやらないは別ですけども、地方自治法の100条による議会の調査権、いわゆる百条調査を、多くの議員の皆さんの御賛同を得られれば、最終日に、動議か、あるいは議員提出議案として、提出することも考えておりますので、申し添えておきます。 処分について、改めて、別の話をします。総務部長、昨年、人権研修を行われたというふうにおっしゃいましたね。別に、特に、セクハラ、パワハラに特化した研修は、行われなかったわけですか。 ○議長(山本達也)  総務部長。 ◎総務部長(國村雅昭) いろいろなハラスメントにつきましては、やはり人権侵害の一つであるという考え方を持っておりまして、その人権研修の中で、セクハラ、パワハラ、こちらのほうの資料も配った上で、講師の先生から、なぜ、これがいけないことが、そういったことにつきましても、かなり詳しく研修をしていただきました。以上です。 ○議長(山本達也)  中川議員。 ◆議員(中川隆志) どちらが真実を申されているかは、分からないんですけど、実は、私も、職員の方から電話を頂きまして、人権研修は受けたけど、セクハラ、パワハラに対する人権研修っていうのは、特に、そんなに、重点的にはありませんでしたという話は、伺っています。 それから、任命権者がどういう責任取るかっていうことで、先ほど、市長も、被害者に寄り添ったとか、そういうことをおっしゃって、私も実は、自分が責任取るというよりも、被害者、あるいは、当然、処分を受けた職員もそうなのですけど、そういう人間を立ち直らせるために、寄り添う。それが、柳井市のマンパワー、柳井市の職員の能力を十分に生かすために、やはり正しい道に引き戻してやって、正しい職務についていただきたい。そのために、職員、管理職、別の管理職、皆さんが責任を持って、彼を正しい道に戻す、それがやはり、任命権者の責任だと思います。 したがって、処分を受けた職員に対しても、これからもきちんと、柳井市の職員として恥ずかしくない職員になるように、もうなっているかもしれませんけども、御指導していただければと思っております。 それから、飲酒と暴力に関する研修っていうのを、教育長に聞きたかったのですけど、どういうわけか、出してもらっていない。私はちゃんと言っていて、議会運営委員会の時にも、議長にもお願いしたのです、書いた人を出してくれって。ちょっと、どうして呼ばれなかったんですか。 ○議長(山本達也)  総務部長。 ◎総務部長(國村雅昭) 大変申し訳ございません。頂いておる項目の、読ませていただいた答えにつきましては、総務課のほうで対応できるというふうに思ったものですから、ちょっと議員さんの意とそぐわないということがございましたら、お詫びを申し上げます。 ○議長(山本達也)  中川議員。 ◆議員(中川隆志) ヒアリングがあった時に、ちゃんとこういう質問したいんだけどというふうにまで、申し上げたのです。総務部長のほうには、伝わらなかったんでしょうか。 ○議長(山本達也)  総務部長。 ◎総務部長(國村雅昭) 繰返しになりますが、その辺りの議員さんの意をくみ取ることができなかった、ちょっと私のほうの認識不足があったということで、お詫びを申し上げます。以上です。 ○議長(山本達也)  中川議員。 ◆議員(中川隆志) 仕方がないので、私一人が演説することになるのですけど、時間もないのですけど、やはり飲酒教育って、小さい時からやる必要があると思うのです。 昔、我々の時は、周りにみんながお酒飲んでいて、もう酒癖悪い人とか、その辺でゲロ吐く人とか、いっぱい見てるのですけど、最近の子どもはそういうのを見ていない。お酒飲んだらどういうふうになるのかということも含めて、お酒飲んだらどういうことを気をつけなければいけないのか。これまだ飲酒年齢には達してないのですけど、小さい時から、やはり教育する必要があるんじゃないかと、思っております。 それからもう一つ、別に、同じく今回の一般質問で、2人のOBの方から、電話頂きまして、お二人とも同じように申されていたのは、最近、職員が、公務員としての自覚の欠ける人間が増えてきているのじゃないかと、そういうふうにおっしゃっておりました。それを申し添えておきます。以上で私の一般質問を終わります。 ○議長(山本達也)  以上で、中川議員の一般質問を終わります。 ○議長(山本達也)  11時まで休憩といたします。午前10時39分休憩                              午前11時00分再開 ○議長(山本達也)  休憩を閉じて、一般質問を続けます。 次の質問者、賀原議員。〔賀原基和登壇〕 ◆議員(賀原基和) まず、一般質問に入る前に、先般7月から今日にかけて、災害に遭われた皆様方に、まずもってお見舞いを申し上げる次第でございます。一時も早い復興、復旧を願うところであります。 それでは、質問させていただきます。 さて、今回の私の一般質問は、昨年9月議会一般質問のその後の対策、対応について質問させていただきます。 そこで、昨年の一般質問を振り返ってみますと、第一に市庁舎内等柳井市の公共施設の照明、明るさについて質疑をさせていただきました。その一般質問の後、すぐに照明器具等整備をされ、その他の施設も基準に達しており、これ以上は国からの節電への協力等もあるので、この件については、早急な対応に感謝を申し上げたいと思います。 次に、2番目の質問は、広域農道、美ゅーロード交通安全対策対応についてであります。この道路は、最高速度、時速60km道路ではありますが、道路形態を見ますと、高低差やカーブ等多くあり、道路管理者として運転者に安全速度表示すべきではないかと質疑をしましたところ、今年に入って道路上に大きく安全速度40と表示してあり、これ以上は運転者の行動、マナーにお願いする以外はないかと思います。柳井警察署においても、現在、速度取締りをされており、今後は無事故、無違反道路になることを祈るところであります。 次に、側溝の溝蓋についてであります。この側溝に溝蓋をかけることにより、路側帯が広くなり、交通安全上必要と思われるがという私の昨年の質問に、その後どのような対策、対応をされているかお尋ねいたします。 また、路肩等の雑草の境のお願いもしておりましたが、その後の対応もお聞かせください。現在の美ゅーロードは名称にふさわしくない道路となっているように思います。 最後に、本年7月の大雨により、白潟地区路肩の崩れについてであります。その崩れの原因は何か、庁内で検討されていると思われますが、その対策、対応をお聞かせください。 以上で、壇上での質問は終わりますが、答弁によりまして、再質問をさせていただきます。〔賀原基和降壇〕 ○議長(山本達也)  市長。〔市長登壇〕 ◎市長(井原健太郎) 賀原議員の御質問にお答えをいたします。 広域農道やない美ゅーロードの安全対策についてでございますが、まず(1)番、交通安全対策ということでございます。賀原議員におかれましては、常日頃から広域農道柳井大畠線、やない美ゅーロードでございますが、こちらを通行する自動車等の運転者に安全運転を促し、速度抑止の対策を行う必要性や歩行者の安全対策、さらに道路施設の維持管理に取り組んでいただいております。このことに改めて、心から感謝申し上げ、敬意を表したいと思います。 また、7月の豪雨による災害が発生した際などには、被災現場に幾度となく赴かれ、地域の方々の御意見などの多くの声を担当課職員に届けていただきました。重ねてお礼を申し上げます。 それではまず、先ほど議員御指摘がございましたが、市といたしましては、この間、柳井警察署と協議し、これまで施工しております路面標示の速度落とせ、交差点注意などに加え、今年度には、大屋地区、白潟西地区、上原東地区に安全速度40や減速マーク等を路面に表示するなどの交通安全対策を講じているところでございます。 柳井警察署におかれましては、ことし5月の連休以降、不定期に定置式レーダーや車載式レーダー、白バイによる速度取締りを実施しておられます。また、日々のパトカーなどによる巡視によりまして、安全運転への注意喚起に積極的に取り組んでいただいております。 さらに今年7月から広域農道柳井大畠線を柳井警察署管内の速度取締り重点路線に位置付けられ、取締り方針に沿った組織的な交通指導、取締りを推進されるとお聞きをしております。市といたしましても、今後とも引き続き、柳井警察署をはじめ、関係機関と連携し、必要な対策や啓発活動などを実施し、交通事故の防止に努めてまいりたいと思います。 そうした中、広域農道を通行される歩行者の安全対策としての、道路側溝への蓋掛けや草刈りの実施について御説明をいたします。 まず、道路側溝への蓋掛けについては、総延長約6,100mのうち、大畠住吉北地区から上原西地区の区間延長約1,600mを除いた約4,900mが未設置となっております。朝夕において、この農道を歩行されている方がいらっしゃる状況を私どもとして承知しており、現在特に白潟西地区から大屋地区の間では、路側帯や時には車道を並走され、歩いておられる方も見受けられるということでございます。 そして、昨年も議員から御質問をいただいております蓋掛けの整備につきましては、誠に申し訳なく思いますが、整備に対する補助事業や起債事業がないことや、蓋掛けを行うことで、歩行者の通行に交通安全上の課題が生じることが懸念されることから、引き続き、歩行者や車両の双方の安全対策などについて検討しておる状況でございます。 雑草等の草刈りの実施につきましては、交通量が多いことから、業者委託で実施しており、本年度は今月9月から10月にかけ、実施する予定でございます。雑草等の草刈りは、年1回業者に委託をしております。強風などにより通行に支障がある、あるいは支障となりそうな竹や木の伐採につきましては、状況に応じて対応しております。今後とも適切な維持管理を行い、利用者が安全に通行できますよう、最善を尽くしてまいりたいと考えておりますので、賀原議員におかれましても、引き続きの御協力を何とぞよろしくお願いを申し上げます。 次に、大きな2点目の大雨による災害への対策、対応についてでございますが、こちらは関係参与によりまして、答弁をさせていただきたいと思います。〔市長降壇〕 ◎経済部長(徳武伸幸) それでは次に、(2)であります。大雨による災害の対策、対応についてお答えをいたします。 本年7月の豪雨による経済部所管の災害件数は、市内全域で公共災害の農業施設18件、農地8件、林道2件、単独災害の農業施設23件、林道1件、土木施設1件、小規模治山1件の合計54件となっております。 議員お尋ねの広域農道柳井大畠線、やない美ゅーロードにおけます被災箇所は4件でございます。7月7日の林道白潟西線との交差点付近の法面崩壊に続き、7月11日明け方、雨足が強まる予報により、巡回パトロールを実施しているさ中、白潟西地区において2件、大畠、上原東地区で1件の法面が崩落いたしました。4件とも道路片側車線に崩土が流出し堆積をしましたことから、緊急に片側交互通行規制を行い、交通誘導する中、崩土取除き作業を実施いたしました。早朝の応急対応によりまして、通行者に大きな混乱は見受けられなかったというふうに考えております。 今回の災害の発生の要因といたしましては、長雨によります降雨量やさらには現場の土質を完全に把握することは困難でございますが、地質の性質によるものにあると考えられます。 また、被災箇所の山側、法面上端部には林道や取付け道などがあります。このため、雨水が側溝でのみ切れずに、舗装面を流れた後に、法面にかかったことも、その要因と考えられます。 今後の災害対策につきましては、このたびの復旧など、現地の地形などから検証したことに加え、地元の皆様からの御意見なども復旧工事の工法選定や付帯的な対策を講じる際の参考としてまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長(山本達也)  賀原議員。 ◆議員(賀原基和) まず、答弁ありがとうございました。また私交通安全のことを訪ねておりますので、柳井市の現状といいましょうか、交通発生状況を皆さん方にお話しして、質疑に入りたいと思います。 現在、これは7月末の例でございますけれども、物損事故が450件、そのうち人身事故38件、うち亡くなられた方が1名、けが人が41名、この中で私は質疑をしておりますけれども、美ゅーロードは2件でございます。この説明をしまして質疑に入りたいと思います。 実は今、市長の答弁があったところでございますが、昨年の議事録をもう1回確認をしていただければと思うのですけど、私がちょっと議事録を読ませていただきますと「市といたしましては、地元の皆様からの蓋掛けの要望箇所を聞き、歩行者の交通量も考慮しながら、交通安全上必要な箇所から溝掛けの整備を行う」と答えていらっしゃるのですけれども、地元の御意見なんかをお聞きになっておりますでしょうか。 ○議長(山本達也)  経済部長。 ◎経済部長(徳武伸幸) 議員お尋ねの件でございますが、現時点において地元のそういったお話はしておりません。 ○議長(山本達也)  賀原議員。 ◆議員(賀原基和) やはりここで私ども一般質問しておるわけですから、その重要性はしっかりと心に刻んでいただきたいと、このように思っております。 それで、私は今、市長が言われましたように、かなり溝掛けは長い距離がありますので、一時的にこれを全部即やってくれとは言っておりません。年次的に少しずつでも蓋掛けができないかなということで私は質問しております。こういうことに答えていらっしゃるのならいいですが、「危険な箇所から年次的に少しずつでも蓋掛けをできないかということは、検討してまいりたいと思っております」と。 そこで、「今後は賀原議員、いろいろな御指導、お尋ねをしたい」とこのように答えていらっしゃいますが、今だかつて私に、そのことは一切お話をしていらっしゃいませんが、その辺りもいかがでしょうか。 ○議長(山本達也)  経済部長。 ◎経済部長(徳武伸幸) 現時点において、ちょっと相談申し上げていない件につきましては、これはおわびを申し上げるしかないというふうに思っています。大変申し訳ございません。 しかし、私たちといたしまして、昨年もまた一昨年も同様な御質問をいただいているところでございまして、先ほど議員言われますように、昨年「交通安全上必要な箇所から整備を行うよう検討してまいりたい」というような答弁もしておるところでございます。 また、私どもとして、このことに取り組む前段といたしまして、やはり整備費用、これについては単独での取組というのは大変厳しいものがございますので、その補助事業でありますとか起債事業などを探してまいりましたが、農道として用水路としての水量、そういったものを地元維持管理をするとか、そういったものについては、補助メニューがあるのですが、美ゅーロードのような農道に対しての側溝蓋のみの整備について、補助なり、そういう起債というものが、現時点で見当たらず、大変苦慮しているところでございます。 しかしながら、昨今施設管理に関しまして、県や国そういったところも大変柔軟な動きが出てきているところでございますので、引き続きそうした動きにも注意をしてまいりたいと思います。 しかしながら、その間何もせず、重大な事故等があってからではという思いは、私どもも同じ考えでございます。このため、この間賀原議員から御指摘をいただいております側道対策として、先ほど市長から答弁申し上げましたことについて、先行して取り組んでおるのが現状でございます。以上でございます。 ○議長(山本達也)  賀原議員。 ◆議員(賀原基和) 答弁されたことについては、やはり責任を持って実行していただくということでお願いをしたいと思います。溝蓋については、今後ともまた経済建設のほうと、御指導も私のほうもまた、お願いしたいと思いますので、引き続きよろしくお願いをしておきます。 次に、路側帯の草刈りについてであります。今、市長の答弁では、年1回です、業者にお任せすると、これで本当に美しい道路となるのでしょうか。名称が美ゅーロードです。どう考えても今現状見られたら、私から見ると本当にだんだんと草木が伸び、側溝等にかなりの草といいましょうかカズラといいましょうか、からんでおります。1回の草刈りで、実は私も1つの例を例えてお話をしますと、実は私も農業しておりますので、アクセス道路のところに私の田んぼがございます。その路側帯といいましょうか、路肩があるのですけれども、それの草刈り、これは県から市に譲り受けていらっしゃるのですから、市の管理地でありますが、以前は市のほうに刈らせていただきますよという話をしよったのですが、もう今は、一切お話をしておりませんが、今年に入って、私は6回路肩を草刈りをしています。ほかの方も、地元の方も、自分の田んぼの隣接するところは、ほとんどきれいに刈っていらっしゃるのです。それを見ますと、本当に行政として、年1回というのはいかがなものかなと思いますが、この回数増やされる計画は、ございませんでしょうか。 ○議長(山本達也)  経済部長。 ◎経済部長(徳武伸幸) この間の路肩含め、そういった草刈り、維持管理につきまして、皆様方から御尽力いただいておりますことに関しまして、まずもって敬意を表したいというふうに思います。私どもも、今、言われた内容につきましては、気持ち的には、御理解できるのですが、大変耳の痛い話でございまして、やはり限られた予算の中で、またそういったことは、そういうこともあったということは、しっかり私たちの頭に入れた中で、引き続き取り組んでいきたいというふうに思います。どうぞ、御理解をお願いできたらというふうに思います。よろしくお願いします。 ○議長(山本達也)  賀原議員。 ◆議員(賀原基和) 私は、先ほど言いましたように、交通安全上の考えで、今お話をしております。と申しますのが、今溝蓋の話をしましたが、今は溝蓋が掛けてあるとこと掛けていないとこ、もうツタでカズラで分からないのです。あの歩かれる方、本当に危険なような状況下にあります。 さておき、その溝蓋掛けてあるか掛けてないか、その辺りのところは、早急にやはり草刈りは必要かと思いますがいかがでしょうか。 ○議長(山本達也)  経済部長。 ◎経済部長(徳武伸幸) その分については、また個別具体的な話として、ぜひとも私どものほうに、この場所がこういうふうになっているという現状を、私どもも当然、確認はしておりますが、私どもが思っているところと同じかどうかも含めて、またちょっと、教えていただければというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(山本達也)  賀原議員。 ◆議員(賀原基和) はい、分かりました。また一緒に、部長と協議をさせていただきたいと思います。 それでは今度は3点目の、白潟地区の路肩の崩れについて、大きくは2か所にわたって、路肩が崩れております。そこで、皆さん方も見られれば、今あそこを通られれば、どうしなくても現場を見られると思います。 そこで、まず2点の場所の1点目は、防災無線これが立っているとこ、ここが大きく崩れております。実は私もこの美ゅーロードを造るに当たって、安全会議というのがありましたので、毎月3年間でしょうか、出していただきました。その中で、工事をするに当たり、もう当初から、この箇所は2回も崩れております。途中では、斜面が1つにしてあったのですが、1回崩れた時に、ダムを造られてやられたのです。しかしそれもまた崩れました。それでブルーシート、あるいは土嚢を積んで、現状といいましょうか、その時は過ごされ、それが雑草が生え、草が生え、分からなくなっておりますが、今現時点では、そこのところが大きく崩れております。実は先日も、崩れた後、私現場、出向いて行きました。ここは、実は私も地元でございますので、以前からその辺りのところは、自分で把握しておりましたけれども、水路があるのです。この水路を、無視というと悪いのですけれども、県のほうがそのまま残して、整備をされております。よってその水が、集まった水といいましょうか、終結した水がそこに落ちるようになっているのです。今行ってみますと、防災無線のところまで、草でおおっております。またカズラでおおっております。水路なんか、全然見えるような状態ではないです。だから、まずはその辺りのところの上流を、まず確認していただかないと、幾ら今の崩れたところを補修しても、私から言えば、再度崩れる可能性が大いにあると思います。ましては、防災無線の塔が立っているところです。そこに電柱が2つなっておりますが。この防災無線の塔、そして電柱2本、倒れるとすれば、美ゅーロードに倒れます。早急にこれも、あの辺りの草刈り、刈っていただいて、原因をしっかりとつかんでいただいて、そして整備をしなければ、何ぼ路肩の整備をしても、再度崩れが起こるように思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(山本達也)  経済部長。 ◎経済部長(徳武伸幸) 議員御指摘のとおり、今回の被災箇所につきまして、工事施工中より施工性に難のある現場であったというふうなことを地元の方からも聞き取りをしておりまして、それは一体どういうことかということで、私たちのほうも、過去に被災して復旧した痕跡も見受けられるということで、県のほうに、当時の状況の確認をいたしましたけれども、詳細については不明ということがございました。 それで、先ほど私のほうからも御答弁させていただきましたが、そういったこともありますので、過去の経緯、先ほど議員のほうから言われたように、ここはこういう状況であったんだと、それでここにこれがあるから課題なんだというところも踏まえて、いろいろな事実関係というか実態をお知らせいただいて、どういった工法ができるか、ただ災害に対しての復旧工事は元に戻すと言いますか、災害を受ける前の形に戻すのが原則でございますので、この部分とは切り離すことにもなろうかというふうには思いますが、どういった事実関係があるのかというのはしっかりつかんで、そういった二度手間にならないようなことが、一番理想でございますが、少しでもそういうことができるように、皆様と一緒に知恵を拝借しながら、取り組んでいきたいというふうに思っています。以上です。 ○議長(山本達也)  賀原議員。 ◆議員(賀原基和) 今、防災無線の塔の話をしましたが、ここに恐らく塔があるにかかわらず、恐らく職員がそこに出向かれたことは、あれからかなり時間たちますけども、行かれておるのかな、管理はどうなのかなというのが、そこへ行くのに、大体軽四であれば、上がれるような道になっているのですけども、現在はもう人がようやく歩けるかなと、車が上がれるようなとこでなくなっております。まずはそこから、だから、防災無線の点検を、しっかりとやっていらっしゃるのかなというような気もしておりますが、その辺りのところはいかがでしょうか。 ○議長(山本達也)  総務部長。
    ◎総務部長(國村雅昭) お尋ねの屋外拡声子局防災行政無線のお話だというふうに思いますが、こちらのほうは業者委託を行いまして、点検等を行っているところでございます。以上です。 ○議長(山本達也)  賀原議員。 ◆議員(賀原基和) 私から見ると、恐らくそんなに人が入って、確認をされているような、様子は見受けられません。恐らくこの崩れた感じでいかれたかもわかりませんけれども、まずそこに上がる道路と言いましょうか、赤線なのですけれども、その辺りからしっかりと整備をされて、その地域の、付近のことをしっかりと見定めて、路肩の崩れを、確認をしていただきたい、このように思います。 次に、2件目でありますけども、先ほど部長からも言われましたように、これは林道が通っておるところから崩れております。それと赤線のところから、崩れが起こっております。なぜかと言いますと、ここに水路が皆ついておるのです。しかし、その水路の整備がなされていない、もう1つは、その林道と言いましょうか、私が見た感じでは、詰まっておりますので、道路に沿って川になるのです、もう、道路自体が。側溝が詰まったら道路に出ます。その水が林道を伝わって、美ゅーロード側に落ちるのです、水が。御存知のように、去年もこの林道は、その近くですか、今回崩れておる近くですけども、大きな崩れが起きております、これは直していらっしゃいます。その上が、今年も、林道も崩れております。そして、今言う、美ゅーロードに2か所、あの付近であれば大きく3か所崩れております。これは、必ず今の言う水路に問題があると思います。現状、即対応するとすれば、水路の管理ができないのであれば、私は、道路に美ゅーロード側に、縁でも付けて、水が美ゅーロード側に落ちないような、これは地元の意見もしっかり聞いてやらなければいけないがと思いますが、その辺りのところは、確認をされているかどうかお尋ねいたします。 ○議長(山本達也)  経済部長。 ◎経済部長(徳武伸幸) 今の現状のところ、先ほどの答弁と重複することになりますが、そうした声を地元の方から、実は私たちも受けております。そして、そういうことがありますので、現場の地形等から検証したその現状ですね、そして、また地元の皆様からの、そうした御意見、過去はこうだったとかいうものも含めて、そういったことも御意見いただきながら、復旧工事に関して、その工法選定とか、付帯的な対策を講じる際の参考としてまいりたいというふうに考えておりますので、どうぞ、今後ともよろしくお願いいたします。 ○議長(山本達也)  賀原議員。 ◆議員(賀原基和) 今日、こうやって質疑し、答弁いただきましたけれども、なかなかそこまで、県の事業でやっておりましたので、目の行き届かないと言いましょうか、それもあろうかと思います。 もう1つは、やはり部課長さん、この4月から担当ということで、この辺の引継ぎもいかがだったのかなと、私の答弁に対して、ちゃんとしていただいたと、お願いも通っておるところもありますけれども、かなりやはり答弁より、遠ざかっていらっしゃるかなというところもございます。 今、部長さん、お答えをいただきましたので、今後は、また現状を見ながら、再度、質疑をさせていただきたいなと、このように思っております。時間少し残しましたけれども、私の一般質問とさせていただきます。御答弁ありがとうございます。 ○議長(山本達也)  以上で、賀原議員の一般質問を終わります。 ○議長(山本達也)  午後1時まで休憩といたします。午前11時32分休憩                              午後1時00分再開 ○議長(山本達也)  休憩を閉じて、一般質問を続けます。 次の質問者、三島議員。〔三島好雄登壇〕 ◆議員(三島好雄) 皆さん、こんにちは。公明党の三島好雄でございます。 今回は、来年2月の市長選挙に、井原市長が出馬されるかどうかと、野良猫の保護についての2点を通告しておりますけれども、出馬されるかどうかというのは、過去2回、もう質問がありまして、出馬されるという御答弁をされておりますので、私の質問には、今から原稿を読みますけども、書いてきた、その中で2つ、1つは、市長が、なぜ大きく好転をするきっかけになった自民党に入党されたのか、それと、これもまた県とのパイプを太くするために、大変ありがたかった参与の受入れをされたのかという2点について中心に、答えていただきたいと思います。 それでは、最初に書いた原稿を読ませていただきます。 井原市長は、平成21年、2009年3月1日に、対抗馬との激戦を制して、市長に就任されましたが、ただ、そのスタートから2期目までの間は、厳しい内容の市政運営でありました。当選直後、支持者に囲まれた井原市長は、国や県に頼らない市政運営を行っていくと豪語され、周りの支持者の喝采を浴びましたが、国や県に頼らないということは、物理的に不可能なことであることを御存知なかったのでしょうか。俗に、日本の地方自治は、三割自治と言われ、地方自治体の自主財源は、3割から、多くても、今、現在の柳井市の市の独自の自主財源は4割しかございません。国から交付される地方交付税交付金や、国庫支出金などが、市の財政の半分以上を占めているのが現状であり、現在の柳井市の自主財源は、4割程度でございます。 さらに、井原市長は、就任直後、山口県東部高速交通体系整備促進協議会で、高規格化を目標に検討をされていた柳井玖珂道路を、部分改良に変更し、実質、高規格道路にすることを却下されました。この高規格道路は、長谷川元県議さんが、政治生命をかけて取り組んでこられた事業であり、私の記憶間違いでなければ、県と国で事前調査など数千万円、1億円に近い事業費を、既に投じて進められていた事業でありました。しかし、この事業の予算は、柳井市は全く出す必要がなかったのであります。この件を境に、柳井市は、国と県から見放されました。県からは、柳井の者とは話すななど、厳しい声が聞こえてきた頃でございます。 さらに、柳井市長が初当選したこの平成21年7月には、総選挙が実施され、民主党が大量得票で政権を奪取し、鳩山内閣が誕生、後に失われた3年と言われる民主党政権も誕生をいたしました。コンクリートから人へという、耳障りのいいスローガンでしたが、たくさんの間違いがあったことは、皆さんもよく御存知だと思います。 こうした中、井原市政の1期目、2期目は、鳴かず飛ばずの状態で、企業誘致といえば、市内の企業の再配置がほとんどでありました。 ところが、3期目に入り、井原市長は大きな変化を見せました。井原市長自ら自民党に入党し、山口県から副市長待遇の参与を受け入れることによって、山口県とのパイプを太いものにされました。このことにより、柳井広域水道の県の補助のほか、援助のほか、企業誘致では、資本金1,000億円の大企業、周南市の「トクヤマ」が柳井市へ進出、さらに、日本製鉄の全出資の子会社、「日鉄ドラム」の企業誘致が決まったわけであります。そして、1本の道路に2つの事業はあり得ないと、国土交通大臣が、公明党がいただいているポストでありますが、やっちゃれとか言ってもできなかった国道188号線柳井・平生バイパスが、突然事業化されることになりました。まさに、政治的奇跡であったと思います。これには、後で分かるのですが、自民党の吉田博美先生の力が大きかったという話を伺いました。 さらに、今、世界中を不安に陥れている新型コロナウイルスへの対応についても、柳井商工会議所が主に関わった事業としても、柳井市中小企業経営安定対策資金の新設、飲食店等経営安定支援金、事業継承支援金の上乗せ10万円、労働者雇用調整支援金、テイクアウト推進事業、異業種連携支援事業、新型コロナウイルス感染症対策相談事業、柳井市中小企業者経営安定支援金など、このほか商品券とか、今から出てまいりますけども、コロナ対策に対しても、かゆいところに手の届く、素晴らしい対策を立てておられます。 そこで、市長にお尋ねいたしますが、柳井市を上昇軌道に乗せたので、これでよしとするか、それとも、ここからさらに柳井市を発展させるため、来年2月の市長選挙に出馬されるや否やを伺いますという点は、もう答弁は結構でございますので、過去2回聞いていますので。 2番目の質問は、先日、市民相談で話題になりました、野良猫の保護についてであります。 柳井市内には、自腹で野良猫の不妊去勢手術を行い、野良猫の保護活動をされている市民の方が何人かいらっしゃいます。山口県内では、山口市が毎年100万円の予算をつけ、この予算の範囲内で、人間と野良猫との共生を目指した事業が行われていますが、市として何か援助策を考えられないかどうかを、伺いたいと思います。 以上、壇上での質問を終わらせていただきます。以上です。〔三島好雄降壇〕 ○議長(山本達也)  市長。〔市長登壇〕 ◎市長(井原健太郎) 三島議員の御質問にお答えをいたします。 まず、大きな1番目の、私の進退についてのお尋ねでございます。 事前に通告も頂いておりまして、ただ、今、突如、さらに絞った通告を頂いたということでありますので、もし、御了解いただければ、まずは用意していたものをお答えさせていただいた後に、先ほどの、特に絞った部分を、お答えさせていただければなというふうに思います。ありがとうございます。 それでは、既に、藤沢議員、君国議員に対しまして、お答えをいたしておりますが、今一度、私の思い、三島議員に対する気持ちも含めて、お答えをいたしたいと存じます。重複する部分については、どうか、御了承いただければと思います。 まず、三島議員におかれましては、今日まで市議会議員としてのみならず、多芸多才に御活躍をされておられます。中でも、私が記憶しております、岩国錦帯橋空港利用促進協議会が開港を前に、羽田空港で実施したイベントの際、空港発着ロビー内を行き交う方々に、錦帯橋空港を、山口県を、サザンセト地域を、そして柳井市を知っていただきたいという思い一心で、朝から夕刻まで、長時間の立ち仕事にもかかわらず、たとえ、立ち止まる方が少ないときにも、懸命に取り組まれておられました。そうした議員の常に一生懸命な姿勢、そのお姿を鏡として、感謝の思いを胸に、まずは与えられた任期を全うすべく、来年3月26日の現任期の終了の日まで、今までに増して、熱い思いで市長職に邁進してまいりたいと思います。 さて、議員御指摘のとおり、本年6月の株式会社トクヤマ、8月の日鉄ドラム株式会社と、南浜遊休地の利活用という、本市の長年の課題を解決する企業誘致が続いて決定をいたしました。このうち、日鉄ドラム株式会社は、最初に現地を視察されてから年月を要し、特に、このコロナ禍の影響を受けながら、このたびの進出決定にいたりました。 調印式の際にも、少し触れましたけれども、山口県の企業立地担当部署の中でも、東京事務所の方々は、本市へ立地し事業を行いたい、企業の中の方と厚い信頼関係を構築されておられ、私が本社を訪れる際には、何度も御同行をいただきました。そうした積み重ねの上で、待望の企業誘致は実現をいたしました。 また、立地企業の隣接自治会や、隣接企業の方々など、実に多くの方々の御理解と御協力を頂く中で、これから操業開始に向けての本格的な準備が進んでまいります。 今後は、企業の進出を、人口定住や地域経済の活性化、さらなる企業の集積、道路整備、地域文化の振興などに着実につなげていくことが、私の使命であると考えております。 また、これも先ほどもございましたが、議員におかれましても、本当に長きにわたり、御心配をいただいてまいりました国道188号柳井・平生バイパスの新規事業化が、本年4月に公表されております。毎年の国土交通省本省への要望活動の際に、市長から直接大臣への要望というのは、極めて異例であるというふうにお伺いしておりましたが、太田大臣、石井大臣と、歴代の大臣に、当地域の実情を直接御説明し、お訴えをする機会を頂いてまいりました。 国道188号は、県東部における最重要の幹線道路とはいえ、先ほど議員も御指摘ありましたように、藤生長野バイパスに続いて、複数箇所を同時に事業化することは、極めて難しいとされてきた中において、こちらも、こうした積み重ねの上に、先ほど議員は、奇跡的とおっしゃいましたが、待望の事業化は決定したものと認識をしております。 今後は、早期の完成と、ストック効果の早期の発揮に向けて、地域住民や企業の方々の御協力を頂く中で、地元自治体として、事業の進捗に最大限尽力してまいりたいと思います。 このように、今まで市議会においても取り上げられてきた、本市の長年の大きな課題であった遊休地の利活用、企業誘致、道路整備などが、国や県をはじめ、多方面において、それぞれに御協力を頂いたおかげにより、大きく前進しております。 私自身は、地道に取り組んできたその過程、プロセスにおいて、積み重ねてきた経験や知識、人の和と、私の中に湧き上がる地域への思い、まちづくりへの思い、本市の未来への思い、そうした積み重なった思いというもの、それら全てを込めて、今の流れをさらに発展させるために挑戦してまいりたいと考えております。 三島議員を通して広がるネットワーク、出会い、つながりにも一層感謝申し上げ、私自身の進退についての御質問へのお答えといたします。 なお、冒頭、私が自民党に入党した理由、また、参与を県から受け入れた理由ということであります。これは、幾度となく申し上げておりますが、3期目、選挙を経た後に、私の具体的なローカルマニフェストを実現していく上で、特に、県のお力というものは、非常に大きいという中で、政策実現のために県政与党との深いつながりというか、そうしたものをつくっていきたいということ、様々な方に御指導いただく中で、入党をさせていただいたということでございます。 参与の受入れについても、そうした流れの中で、県のお力を頂く上で、こうしたポストを設けて、そうした人員を柳井市に配置していただくということが、政策実現につながるという判断の下、受け入れたということでございます。 2009年3月の、当時のいろんなお話も、今、ありましたが、その中で、大きく国政も含めて、様々な変化ありましたけれども、国との関係、また、県との関係、また、それだけに限らず先ほど申し上げた企業の関係、また、いろんなネットワークの重要性というものは、私もこの12年目やってきて、つくづく感じるところでありますので、そうしたところに、まずは感謝の思いと恩返しということも、今、強く私の中で湧き上がる思いでございます。と同時に、全く頼らないということは、おっしゃるとおりあり得ないわけでありますが、市民の参加とか、そういう地域の自主性、また、柳井市としても自らを律していく、自ら自立していくというような考え方も、同時に、今、ますます求められているというふうに思いますので、それもこれも、この間の様々な経験をさせていただいたからの思いというところもあります。したがって、先ほど申し上げたように、この積み重ねた、積み上げた思いを、これからの挑戦に全て投じていきたいというふうに思います。 次に、大きな2点目、野良猫の保護につきましては、関係参与によりまして、答弁をさせていただきたいと思います。〔市長降壇〕 ○議長(山本達也)  市民部長。 ◎市民部長(米川辰夫) それでは、2点目の野良猫の保護についてお答えします。 本市では、平成26年3月に改定されました山口県動物愛護管理推進計画に基づき、人と動物の調和の取れた快適な暮らしづくりの推進に向けた取組を、山口県とともに進めております。特に、猫の正しい飼い方につきましては、定期的に広報を行っており、広報やないの本年6月号でも、屋内飼育に努めることや、野良猫に対し餌を与えないよう、周知、普及啓発に努めているところでございます。 本市における野良猫に関する苦情、相談の状況ですが、平成29年度が7件、平成30年度が6件、令和元年度が5件の相談等を受けております。主な相談内容は、野良猫による糞尿被害や、無責任な餌やり、過剰繁殖、車に上がって傷をつけるなどでございます。 市にこうした御相談があった場合、まず、職員が現地を確認し、野良猫に餌を与えている人が特定できた場合は、餌を与えないよう、啓発のチラシとともに指導をしております。また、餌を与えている人が特定できないなど、状況によっては、関係者と相談の上、看板による警告や、自治会内での啓発チラシの回覧等を行い、野良猫の過剰繁殖の防止に努めております。 こうした中、野良猫の不妊去勢手術の御相談があった場合は、現在、山口大学共同獣医学部の支援制度を御案内しております。山口大学の支援制度は、地域住民の合意の下、餌や糞尿の管理、不妊去勢手術等を適切に行う「地域猫」の活動をしている団体が申請した場合に、1頭につき税別5,000円で、不妊去勢手術が受けられる制度となっております。 市独自の助成制度につきましては、議員御紹介の山口市の例など、県内外の自治体の取組等について、調査研究をしてまいりたいと考えております。 市としましては、屋内飼育や寿命を迎えるまで愛情を持って飼うことなど、飼い主の責任について意識啓発を行うとともに、野良猫への無責任な餌やりをやめるよう周知徹底するなど、地域の住民の方々と協力して快適な生活環境づくりに努めてまいります。以上です。 ○議長(山本達也)  三島議員。 ◆議員(三島好雄) 御答弁、ありがとうございました。 それでは、まず市長のほうから再質問させていただきます。 私がなぜ、3期目入って自民党に入られたことを聞くかと申しますと、市長は、民主党の国会議員の秘書であられまして、それで最初の頃も、支持者の方も非自民の方が、とても多かったと思うのです。それが、自民党に入るということは、それは例えば、今の柳井市の現状とか考えて、これではいけないと、やっぱり与党につかないといけないというふうなことで悩まれて、とても大きな決断をされないと、僕だったらできないなと思い、僕もできませんけど、その辺がちょっと、どういうふうな支持者に──今、ずっと毎年やっていますよね、市長を囲む会、ベルゼで、たくさん来て、いろんな人が来ていらっしゃいますけども、それはもう全然党派も関係なくて、本当、市長が好きというより、奥さんが好きな人が多いと言われていましたけども、そういう方が集まってされる中で、よくその支持者の方も、自民党入ったと聞いても、全然びくともしないというのも、これも不思議なことでございました。その辺もどうなのかなと思って、ちょっと一度、機会があれば伺ってみたいなというふうに思っておりましたので、その件についてお願いします。 ○議長(山本達也)  市長。 ◎市長(井原健太郎) そもそもの基本的なことなので、私、何度も申し上げているのですが、なかなか報道各社も含めて、そういうふうに書かれるので、今だにそういうイメージになるのですが、私自身は、市長選挙に立候補するということを気持ちを定めた段階で、かつて所属していた政党の党籍も外れ、もう完全にそうした政党云々ではない立場で、市長選挙に挑戦をしたということでありましたので、その時点で、当時も保守分裂とか、そういう状況の選挙であったというふうに、私は認識をしておりますし、そういう意味で、幅広く御支援いただいてきたということですので、その過程の中で、3期目に入り、3期目の選挙を経た段階で、やはり政策実現のためという判断については、多くの方が御理解いただいているというか、基本的に政策実現のために市長という立場にいるわけでありますから、そのためにこういう形を取りたいということについては、特に違和感なく御理解いただけた、だから、何か党を移ったようなイメージで今だに言われますが、実際はそうではない形で、この政権与党の、県政与党も含めてお付き合いをさせてきていただいているというのが実態でございます。その辺りを、これ、何度も申し上げておりますが、改めて、そういう流れの中で今日があるということも、御承知いただければなというふうに思います。 ○議長(山本達也)  三島議員。 ◆議員(三島好雄) なるほど大変よく分かりました。市長になった段階で、もう無党派と言いますか、要するに1政党に属さずに、市民党と言いますか、そういう立場でやられてこられたということですね。今、言われた与党に、しっかり連携取って、市政の発展に尽くしていきたいというお気持ちだったということでよろしいですかね。 ○議長(山本達也)  市長。 ◎市長(井原健太郎) ちょっと細かいことですが、こういうところをしっかりはっきりしておかないといけない、市長になった段階というよりも、市長選挙に立候補するということを公表をするというか、そういう段階において、もう既にそういう形でやってきていて、国政の与党、県政の与党、それぞれありますが、市長という立場から、その都度連携を私のほうからは取らせていただいていたという次第でございます。 ○議長(山本達也)  三島議員。 ◆議員(三島好雄) 分かりました。県とのパイプも、先ほど申しましたけども、知事さんも変わったからということもあるかもしれませんけども、とにかく柳井の者とは口を聞くなというようなことも、本当に言われていました。でも、それは今回、自民党に入られたというか、党籍を得られたと同時に、副市長待遇の参与を受け入れたことによって、ここで言うと3回目になるのですけど、私も。ただ、柳井市のためだけではなくて、水道なんかは、平生町とか、そういうふうなところに、この間ダムに行ったときに、あっち、まだ山田町長さんでしたけども、県の職員が来て、この間来たと、この前は、水道を何とかやってくださいよと言ったら、そんなものは知らないと言っていたのが、急に態度が変わって、もう県が応援しないことはありませんから応援しますよと言われたというのです。何があったのかと聞かれたわけです。それはもう、完全に、参与が、参与を受け入れた直後からの話でございまして、いかに、今、この参与が柳井市内において、もちろんこの企業誘致のことに含めても、要するに県の協力も、それは当然大きかったと思いますので、存在が大きいのではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(山本達也)  市長。 ◎市長(井原健太郎) まさに議員おっしゃる御指摘のとおりでございまして、大変大きい存在であるというふうに思っております。また、これも当初の予定よりは、粟屋参与には長く、今、柳井市に留まっていただいているような状況でありますが、これも、結果的に私がそう思うということにはなるのかもしれませんが、やはり、ただ単に参与というポストを設けて、県から人を派遣していただいたという以上に、ちょっとこの場にいるので、なかなか申し上げにくい部分もありますが、やはり、御本人の能力、人柄含めて、そういう意味では、御本人の努力によるところも大きかったというふうに、つくづく私は今、振り返ってみると感じております。 ○議長(山本達也)  三島議員。 ◆議員(三島好雄) 企業誘致につきましても、先日、君国議員さんがおっしゃっていましたけども、特に、日鉄ドラムさんが、企業誘致については市長も足繁く通われていたということで、そのときに、君国議員さんもおっしゃっていましたけども、うちの建設経済の委員会でも常任委員会でも、ほぼ毎年と言っていいぐらい、行政視察の先を、その企業誘致で盛り上がっているところというところでやってきました。それで、共通して言えるのは、中心者、トップ、市長のやる気と言いますか、それがもう一番で、その次に、担当者の腕ということでございましたけども、それが今回こういう形で実を結んだということで、大変嬉しく思っております。 それでは、時間が少ないので、野良猫のほうに行かせていただきます。 この件は、先日、3週間ぐらい前ですか、1階で、猫を自腹で捕まえて、自腹で不妊手術とかしていらっしゃる方と、顔見知りでありましたけど、お会いをしまして、その方が言われるのは、本当、貯金を切り崩して、大体1万5,000円ぐらいかかるらしいのですけども、1回ですね、それを出していると。だんだん難しくなっているけども、何とか何か方法はないだろうかという市民相談がありました。 それで、県内をちょっと見たら、山口市が100万円の予算を年間つけて、その100万円がなくなるまで使えるという、そういう形にしていました。それで、僕は、これは誰か議員が質問をしてできたのか、もしくは、市が独自につくったのか、どっちですかと聞いたんですね、職員さんに。ならこれは、山口市が独自にやりましたと言うんです。おお、と思って、よくよく調べてみたら、柳井市内には、動物病院が2軒あるんですね。山口市には、20軒あります。10倍あるんですね、人口はそんなには変わらない、2倍か3倍ぐらいしか違いませんけど。そういうふうな中で、20軒もあって潰れるところが出ないということは、それだけ需要があるのだろうなと思いました。それで、うちの同じ公明党の山口市の市会議員にこの件を聞きましたら、ああ、あれは、とにかくたくさんの人が──今日も先ほど部長が紹介をされましたが、いろんな自治会とかから苦情が、市役所にどんどん来たそうなんです。それで、もう市もやれんから、これは何とかしないといけないというので、条例とかも作って、そして予算も付けたんですと、そのとき自分もいましたから、よく覚えておりますという話でございました。100万円というのは山口市ですけども、その額は別といたしまして、やはりこういう問題で、自分の財産を切って、一生懸命手当をされている方がいるというのは、すごいことだなとは思いますので、それらの方々だけに、そういうことを背負わせておくのは、そういう現状を知った上から言えば、それはちょっとあんまりではないかなと思いますので、今日ちょっと問題提起として、あの質問をさせていただきました。 今後は、そういう方と、今回本当は事前に打合せをする予定でしたが、ちょっとできませんでしたけれども、山口市の話を聞いておりましたので、これは終わったからでもいいなと思いました。しっかりと、どこまでできるか分かりませんけど、そういう野良猫のために、本当、一寸の得にもなりませんけどね、本当にそのかわいそうな猫のために、自分の身銭を切って、手術を受けさせている、そういう奇特な方々のためにも、そういうふうなことができるような運動をしていければなというふうに考えております。 それは、ここで一般質問して、すぐ分かりました、100万付けますよということはありませんから、あり得ませんので、それぐらいなんですけども。 あと7分ありますけども、市長も、私も井原市長に対しては、例えばふたば愛保育園の問題とか、あと、副議長になってすぐのときは、3月の議会で、部分的に日積の出張所の件で、それは駄目だというふうに、駄目出しをしました。したがいまして、政治的にはもう是々非々で、これからもやらせていただきますが、基本的には人柄が変わっていませんので、私も変わらずにお付き合いをしていきたいと思います。 以上で、私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(山本達也)  以上で、三島議員の一般質問を終わります。 ○議長(山本達也)  1時55分まで休憩といたします。午後1時34分休憩                              午後1時55分再開 ○議長(山本達也)  休憩を閉じて、一般質問を続けます。 次の質問者、石丸議員。〔石丸東海登壇〕 ◆議員(石丸東海) 12番目の最後の質問者でございます。石丸でございます。 質問内容が、先の議員さん方と重複する箇所があるかと思いますが、できるだけ、重ならないようにしたいと思います。 まず、1番目の豪雨対策について。 台風9号に続いて、最大級の10号が日本列島を今襲っています。被害に遭われた方に、お見舞いを申し上げます。 近年、我々が経験したことがない豪雨が、全世界に起こっており、世界的に大災害が起こっております。これは、地球温暖化が関係していると言われ、海水温の上昇により、水蒸気が異常に発生、梅雨前線の雨雲と一緒になって豪雨をもたらすと言われております。 柳井市の中心部、市街地の多くはゼロm地帯です。現在、9か所において設置されましたポンプにより、大雨時には強制排水がされております。 また、柳井市には、2本の二級河川があります。この川は、天井川で流水区域は、市街地より一段高い地域の水と、ポンプにより汲み上げられた水が流れております。また、高潮、台風などによる高波を防ぐため、樋門及びポンプにより排水がされております。 現在、広瀬・築出地区の浸水対策として、東土穂石ポンプ場が公共下水道事業で行われております。この事業は、遊水池とポンプ場を新たに作り、土穂石川に強制排水するものであり、河川の管理者の山口県との協議が必要であります。 ポンプの設置にあたっては、それぞれの排水区における降水量、流出係数等を基準として決めてありますが、近年の異常な豪雨が起こった場合、市街地が守られるかどうか、心配するところであります。公共下水道事業で整備された、また、される雨水ポンプ場の降雨量と排水能力について、市の見解をお伺いします。 大雨時にも、国道、県道、市道等多くの道を車が通行します。また、道路側溝には、多くの雨水が流れ、オーバーフローしている箇所が多く見られます。道路の管理は、それぞれの所管があり、国交省、山口県、柳井市と、必要に応じパトロールしていると思いますが、危険箇所等の対応について伺います。 また、公道以外に地元が管理する里道、生活道があります。管理するにも高齢者が多く、限度があります。河川は、準用河川と青線があります。災害により、被災した道路、河川は、公共災害復旧事業で復旧しますが、災害対象外の小規模な災害は、応急工事しかされないのが現実です。 近年の豪雨により、道路、河川等が大きく破壊されますが、普段の通常な維持管理がしてあると、被災の程度は最小に食い止められるのではないかと思います。市の見解をお伺いいたします。 7月8日、零時10分、平郡地区、阿月池の浦地区に、避難勧告が発令され、4時15分勧告が解除されております。真夜中に発令さても、避難場所に行くのは困難です。自分の家の一番安全と思われるところへ避難しかありません。これから地球温暖化により、計り知れない豪雨が予想されます。7月の豪雨による降水量、警報発令、災害対策本部設置、避難情報、避難状況情報伝達、被害状況等の説明がありました。 情報の伝達は、防災行政無線、ホームページ、防災メール等いろいろな方法がありますが、被災の時間、風、降雨量により、周知するのが難しいところがあるように思います。この度の豪雨災害に対して、市の対応についてよかったか、反省点があったかお伺いします。また、防災用備蓄品の各避難所での整備状況をお伺いいたします。 次に、大きな2番目ですが、新型コロナウイルス感染症対策複合図書館建設についてです。 中国武漢市発祥の地と言われる新型コロナウイルスは、1月下旬、横浜港接岸のダイヤモンドプリンセス号の乗船者の感染で、一気にマスコミに取り上げられ、現在世界的な流行で、衰えることもなく今日を迎えております。国は、7都府県に緊急事態宣言を発令、県外への移動の自粛、3密の状況を避けること等、注意喚起をしております。 この状況の中、国は国民1人当たり10万円給付、持続化給付金、税制の措置、景気対策など、多くの感染症緊急経済対策を行っております。また、柳井市としては5月の臨時議会、6月の定例会で、コロナ対策事業を計上されております。国の持続化給付金を受けられない方への市の救済措置、柳井市単独補助金などを行っております。これから、いつまで続くか分からないコロナ対策ですが、柳井市単独事業、国の制度の上乗せ等の、費用対効果及び財源について、お伺いいたします。 次に、複合図書館建設については、3月議会時点では、6月議会の補正で計上すると言っておられましたが、その後、コロナウイルス感染症対策を優先して、当面見送るとしております。市長の3期目の任期は来年3月まで6か月であります。市長任期中における複合図書館建設の取扱いについて、お伺いいたします。以上で、壇上での質問を終わります。〔石丸東海降壇〕 ○議長(山本達也)  市長。〔市長登壇〕 ◎市長(井原健太郎) 石丸議員の御質問にお答えをいたします。 私からは、大きな2点目の御質問、新型コロナウイルス感染症対策複合図書館建設について、これに対しまして、まずお答えをさせていただきたいと思います。 その中で、(1)番、新型コロナウイルス感染症対策について、市単独事業の費用対効果についてでございますが、本市では、さきの5月臨時会、6月定例会におきまして、新型コロナウイルス感染症対策ための、各種事業に係る補正予算を御提案してまいりました。 特に、市の独自施策としては、5月の補正予算において、市内事業者の事業継続を支えるため、特に深刻な影響が及んでいる飲食業、宿泊業などに対して、一律30万円の飲食店等経営安定給付金を給付したほか、事業継続支援金、労働者雇用調整支援金などに、スピード感を重視して取り組んでまいりました。 続く6月の補正予算では、障害者福祉サービス事業所等への支援や、教育環境のICT対応、完全防止対策、子育て世帯・ひとり親家庭への支援、さらには農水産業や中小企業者の経営安定支援、新生児応援特別給付金など、国や県の制度でカバーできなかった部分について、市独自の支援策として取り組んでいる状況でございます。 これまでの取組につきましては、支援を受けられた市民の方々から、申請手続をされる際に、お店を経営する上で、大変助かったといったお言葉を、直接頂戴しております。新型コロナウイルス感染症は現段階では、いまだ収束が見込めない状況でございますが、今議会ではコロナ後、ポストコロナをにらんだ、新しい生活様式への対応や地域経済の活性化のための補正予算を御提案させていただいております。 今後とも、現在、継続中の事業、今後取組を予定している事業について、事業者の皆様の経営安定や、市民の安全安心に着実につながるものとなりますよう、その効果的な執行に努めてまいります。 なお、先ほど財源について、最後、御質問があったように思います。ちょっと私が、資料をこの場に持ち合わせておりませんで、もし可能であれば、後ほど関係参与のほうから補足をさせていただければと思います。 次に、(2)番、複合図書館建設についてでございます。 柳井商業高等学校跡地の利活用事業につきましては、これまでその都度議会に対し御説明し、予算の議決をいただくなど、しかるべき手続を経てまいりました。しかしながら、本事業につきましては、5月の臨時会におきまして、新型コロナウイルス感染症対策を最優先に取り組むこととし、建設予算については、当面その提出を見送ることについて、ご報告をいたしております。 状況といたしましては、現在においても、新型コロナウイルス対策に全力を注いている、その真っただ中でございます。したがいまして、現時点では、新型コロナウイルスを取り巻く環境が変化し、一定の方向性が見えてきた段階で、本事業について議論を再開できるという認識をしております。 なお、そうした中でも大きな問題となりますのが、合併特例債を活用し、また柳井商業高等学校跡地全体を、都市公園として位置付けた上で、国の社会資本整備総合交付金を活用して、整備を行ってきている点でございます。 合併特例債や国の交付金事業は、その政策目的に即して、その活用が図られるよう国、県との協議に基づく手続がなされている以上、仮にこの事業が成就しない自体となった場合には、合併特例債については、執行済みのものは一括して返済する、いわゆる繰上償還を求められる蓋然性が極めて高いと考えております。 さらに、既に合併特例債事業として執行された部分は、その枠を再度合併特例債として起債することはできないということでございます。また、社会資本整備総合交付金につきましても、複合図書館を中心とした中心市街地の整備方針を前提とした都市再生整備計画を国に提出し、その活用が認められたものでございます。 したがいまして、こうした大問題を踏まえて、対応してまいる必要があるということを、再度議員の皆様とは共有をいたしたい、御認識いただきたいと考えております。また、そのことを切にお願い申し上げる次第でございます。 次に、大きな1点目の御質問、豪雨対策につきましては、関係参与によりまして、答弁をさせていただきたいと思います。〔市長降壇〕 ○議長(山本達也)  上下水道部長。 ◎上下水道部長(川井隆志) 1、豪雨対策の(1)現在、市が進めている雨水・排水対策事業について、お答えいたします。 本市におきましては、平成17年、21年の梅雨前線豪雨により発生した、広範囲での浸水被害への対策として、山口県の基本方針に基づき、10年確率で時間53㎜の降雨に対応できるよう、古開削・江の浦・宮本ポンプ場を整備してまいりました。そして、現在は、東土穂石雨水ポンプ場の整備に取り組んでいるところでございます。 また、運用面での対応として、気象機関が発表する観測雨量や雨量予測、県が設置している水位観測局の水位データ等を注視することにより、事前に遊水池の水位を可能な限り下げることで、貯水能力を高めておくなどの、初動体制を整えておくことにも努めております。 ポンプ場の整備後は、ポンプ場の能力が最大限に発揮されるよう、排水路の整備をしていくこととしておりますが、ポンプ場の運転、また水路の改良や浚渫を含めて、施設の管理が適切に行われることにより、水路の流下能力が損なわれないように維持することで、浸水被害の軽減に取り組んでまいります。以上です。 ○議長(山本達也)  建設部長。 ◎建設部長(重村仁志) 続きまして、(2)集中豪雨の度に、道路、河川等が破壊されるが、適正な維持管理は行われているのか、お伺いしますに、お答えいたします。 まず、市道の維持管理についてですが、職員が道路パトロールを定期的に行っており、異常を発見した場合や、市民からの連絡があった場合には、速やかに現地を確認し、簡易的なものは職員で補修を行い、対応が困難なものについては、業者による維持工事で災害につながらないよう、できるだけ早期に対応しております。 次に、準用河川につきましては、護岸の老朽化が進んでいる箇所や、土砂の堆積、樹木や雑草が繁茂している箇所の状況について、道路と同じく職員による河川パトロールを行っており、対応が必要な箇所については河川の浚渫や護岸の補修等を行っているところです。本年も7月5日から14日にかけての、梅雨前線による集中豪雨により、総雨量500㎜以上の雨量が観測され、市道や準用河川が多く被災し、現在、早期復旧に努めているところです。 このような状況の中、市道については引き続きパトロールを行うとともに、今年度主要な法面については、個別施設計画を策定し、老朽化施設の点検、補修、更新を行い、適正に維持管理することとしています。準用河川については、令和2年度に創設された緊急浚渫推進事業を活用し、今年度柳井市緊急浚渫推進事業計画を策定した上で、河川の浚渫を計画的に行い、集中豪雨による水害等を軽減したいと考えております。以上でございます。 ○議長(山本達也)  危機管理課長。 ◎危機管理課長(國田雅之) 次に、(3)避難勧告、避難指示は市民に徹底されていると思うかについて、お答えいたします。 豪雨の際、避難勧告や避難指示は、土砂災害警戒情報の発表や、河川の水位が氾濫危険水位に達した時に、それまでの降雨状況や、今後の降雨予測などから総合的に判断して発令します。 このたびの7月豪雨では、本市南部の半島部と平郡島で、これまで降り続いた雨と急な豪雨で、土砂災害警戒情報が発令され、また、今後も時間50㎜を超える雨が降り続くことが予測されたことから、避難勧告を発令しました。 市民の皆様へは、発令の時間と地域事情を考慮し、防災行政無線、防災メール、ホームページ、Lアラートに加え、消防団による広報、見回り、呼びかけなどのより伝えました。自宅の外へ避難された方はありませんでしたが、対象区域の住民の皆様には伝えることができたと考えております。 今後、避難勧告などを発令する際には、時刻や状況を踏まえ、緊急速報メールや防災行政無線でサイレンを活用するなど、住民に確実に伝わる工夫をしてまいります。 続いて、防災用備品は各避難場所に備蓄してあるかについてですが、避難所を開設した場合は、職員が2名体制で避難所の対応にあたることとしており、現在のコロナ禍では受付で手指消毒や検温、マスクの着用と体調確認を行った上で、皆様に避難していただいております。 各避難所にはアルファ化米や飲料水、毛布、簡易トイレなどを備蓄しております。また、本議会においても、備蓄品の追加購入経費を計上し、備蓄品の充足を図っているところでございます。以上でございます。 ○議長(山本達也)  総務部長。 ◎総務部長(國村雅昭) 先ほどの市長の答弁の中で、コロナ対策に係る予算につきまして、関係参与のほうからということでございましたので、私のほうから御説明を申し上げます。 柳井市が、これまでに予算化しております、新型コロナウイルス感染症対策の予算でございますが、5月補正以降、この度御提案申し上げました9月補正までの事業費は、45億879万6,000円で、うち一般財源は8億1,576万2,000円というふうになっております。 なお、国がこれまで2回の補正予算におきまして、予算化していただいております、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の、柳井市への交付限度額は、一次補正、二次補正合わせまして、6億283万3,000円というふうになっておりますので、現在予算化しております事業費の決算見込み、こちらを勘案しながら、それぞれの事業に財源振替の補正をさせていただく予定としております。以上です。 ○議長(山本達也)  石丸議員。 ◆議員(石丸東海) ありがとうございました。ちょっと順番があっちいったりこっちいったりしますが、御容赦願いたいと思います。 複合図書館建設についてですが、私はこれ、この件について3月議会で一般質問をいたしました。お答として、複合図書館建設について、私の質問に対して、定例会終了後の早い時期において、議会の皆様にもしっかりと御判断いただきたいとされました。 しかし、新型コロナの状況で、現在のこのような状況になっておりまして、今だに予算が提出しておりません。それで、私が3月時点で、いずれにしても来年早々に市長選挙があるから、この件を争点にしたらいかがですかというような質問をしました。そうした時に、市長は、市長も議員も市民の負託を受けて出てきているので、そういう争点にして戦うということは想定していないと。当然、市長、議員の責任において解決すべきだというような答弁をされております。 それで、先日の藤沢議員の図書館建設についての問いに、複合図書館は市民との共感を得て進めるというふうに発言されております。これは間違いございませんね。 ○議長(山本達也)  市長。 ◎市長(井原健太郎) 今、議員がおっしゃったのは、最後の部分が間違いないかというお話。 ◆議員(石丸東海) いえ、藤沢議員のほうです。答弁です。 ◎市長(井原健太郎) 藤沢議員の発言に対して、ちょっと正確にその言ったことをたどれるかというのは、あれですが、趣旨としては、市を2つに分断するような状況というのは、絶対に避けるべきであるし、そういった意味でより多くの方々に御納得いただける、共感いただけるような形を目指していきたいと、そういう話はさせていただいたというふうに、記憶しております。 ○議長(山本達也)  石丸議員。 ◆議員(石丸東海) 今、市が二分しているんですよ。賛成と反対で、それが共感できるような状況になると思いますか。いずれにしても、来年2月には必ず選挙があるわけですから、そういったことが予想される。誰でも思うのですよ、市民。そこのところをいかに穏やかに収めるか、これは今の市長の責任ではないかと思うのですよ。 やはり、私の3月議会での質問は、ある程度、市長、議員、その市民代表の責任で決めるべきだというふうに、言われたのですよ。それを、この度は市民の共感を得るようにというふうに言っておられるのですよ。ちょっと矛盾があると思うのですが、いかがですか。 ○議長(山本達也)  市長。 ◎市長(井原健太郎) 当然、議員さんも、私も含めて、市民を代表する立場ですので、様々な政策決定においては責任を持たなければいけないと。その決定のみならず、そのプロセスも含めて責任を持つべきであるという考えであります。 ただ、一方で、市民を代表しているということで言いますと、より多くの方に御納得いただけいるように、共感していただけるように、そこを目指していくと、説明も含めて、しっかりとお互いに、私だけではなくて、議員も特別要望の時の議長さんであり、また特別委員会の委員長という立場もあられるわけでありますから、そういう面で、相互に私たちは説明責任を果たしていくべきであるというふうな趣旨で、申し上げております。 ○議長(山本達也)  石丸議員。 ◆議員(石丸東海) いずれにしても、市民がある程度納得するような形で進めていくのが、ベストであるというふうに思います。 これは、ほかに項目がありますので、参与がお待ちのようでございますので、豪雨対策について質問いたします。 さっき言いましたように、土穂石川と柳井川は、二級河川で、天井川と言われております。沖には、排水機場がありまして、樋門とポンプがあります。この度の台風で、やはり大きい台風と言われていますので、高潮がかなりひどいのが来たのではないかと思います。大畠の国道沿いでも、潮が吹き上がっているというような状況でありますので、この排水機場の今の活用状況をお伺いします。 ○議長(山本達也)  建設部長。 ◎建設部長(重村仁志) このたびの台風10号、そして先般の台風9号も同じでございますが、かなりちょうど潮の高い時期に台風が来ましたので、高潮注意報が出ました。高潮注意報が出ましたので、柳井川、土穂石川、それぞれ排水機場の防潮水門は注意報が出た後に閉めさせていただいております。以上でございます。 ○議長(山本達也)  石丸議員。 ◆議員(石丸東海) 当然、そうするべきだと思いますが、この両排水機場の維持管理は、県の施設ですが、維持管理は柳井市がやっておるのですか。それと、年間幾らくらい維持管理費がいるのですか。分かりますか。 ○議長(山本達也)  建設部長。 ◎建設部長(重村仁志) 維持管理は県のほうから委託を受けて、市のほうで維持管理はさせていただいております。年間維持管理の費用は、ちょっと今数字を持ち合わせておりませんので。 ○議長(山本達也)  石丸議員。 ◆議員(石丸東海) この度、古開作・東田布路木ポンプ場が計画されて、事業実施されておりますよね。これは当然、田布路木川へ放流するようになるのですが、当然、県との協議も必要になってきますよね。今まで小さいながらもポンプがありまして、それを今度は改良して大型化するのですが、量が一気に今度は川のほうへ流れるようになるわけですよね。 そこらは、当然、県と協議されていると思うのですが、それはいいといたしまして、柳井市に全部で9か所あるのですか、ポンプ場が。これは、全部設計条件は同じなのですか。降雨量とか、そういう計算する方法があるじゃないですか。同じですか。 ○議長(山本達也)  上下水道部長。 ◎上下水道部長(川井隆志) 先ほど答弁の中で申し上げました17年、21年の豪雨被害の後に整備いたしております、古開作ポンプ場、江の浦ポンプ場、宮本ポンプ場につきましては、時間雨量53㎜に対応できるような設計として整備をしておりまして、現在の取り組んでおる東土穂石雨水ポンプ場につきましても、柳北排水区の59haについて、53㎜の雨量に対応できるものということで計画をしているところでございます。以上です。 ○議長(山本達也)  石丸議員。 ◆議員(石丸東海) 冒頭言いましたように、異常気象により降雨量がすごく増えているのですよ。この件については、国、県はどのような対応をしたらいいとかいう指導は、ないのですか。当然、目に見えて世界的に大洪水なのですよ。当然、この地域ももっともっと53㎜より降るかも分かりません。そこらは、検討されていないのですか。 ○議長(山本達也)  上下水道部長。 ◎上下水道部長(川井隆志) 議員おっしゃるとおり、近年の豪雨につきましては、時間53㎜を超えるような豪雨が降ることがございます。計算上はそれ以上のものについて対応できるようにはなっておりませんが、その豪雨に少しでも対応できるように、あらかじめ遊水池の水位を下げておくとか、ポンプの能力を最大限機能できるように、そこの水路の流下能力を高めるとか、そういった維持管理のほうに力を注いでまいりまして、浸水被害の軽減に努めてまいりたいと考えております。以上です。 ○議長(山本達也)  石丸議員。 ◆議員(石丸東海) 当然、遊水池とか導水路の整備はされないと、雨が降っても流れてきませんから、吸い上げることもできませんよね。それで、古開作排水機の遊水池、計画が5,500m3、導水路整備とあるのですが、これはどのように進んでいますか。設計どおり、現状なっておるのですか。 ○議長(山本達也)  上下水道部長。 ◎上下水道部長(川井隆志) 古開作のポンプ場につきましては、ポンプの必要能力として、798tを計画能力として求められたところでございますけども、23年度に整備したポンプ場の前にあった排水機場のポンプ、それがまだ現在機能しておりまして、現況では888tの能力を有しておりまして、必要能力を若干今は超えているところでございます。以上です。 ○議長(山本達也)  石丸議員。 ◆議員(石丸東海) 能力ではなくて、導水路と遊水池のボリュームですよね。これだけ5,500m3たまるというような設計でやられているのですよ、当初ね。それで、ディーゼル1,100掛け2台、電気500掛け2台というような設計で進められて、一応完成しているのですよね。導水路とか遊水池はポンプ設置後、あと整備しないと当然機能しませんよね。そういうところを進めているのですか。それを聞いているのです。 ○議長(山本達也)  上下水道部長。 ◎上下水道部長(川井隆志) 古開作のポンプ場につきましては、現在、整備を済んでいる部分について、その維持管理に努めているところでございます。既設の平成7年に整備されたポンプが、劣化等により使用できなくなった場合には新たなポンプを設置するということで対応していきたいと。 遊水池につきましては、現在のところ、新たに浚渫をするとか、そういうところまでは至っていないというふうに判断をしております。以上です。 ○議長(山本達也)  石丸議員。 ◆議員(石丸東海) 今、何回も言いますけど、5,500m3たまるような遊水池で、ポンプアップするというような計画でやっているのですよ。この一帯も全部、古開作の排水機場へ行くんですよ。警察から、市役所から、この一帯皆全部行くのですよ。ですから、それを整備にしないで、こちらからの流れが時間がかかるから、整備を進めるべきではないか、そういうふうに私は申しているのです。あなたを責めるために言っているのではないですから。 それと、道路ですが、これは賀原議員が質問で言ったことと、藤沢議員も質問で言ったこととダブるのですが、さっき緊急浚渫推進事業、5年でやるという説明がありました。5年に1度ずっと準用河川はやると思うのですが、これ最初にやった分と5年たったら、最初にやったのは泥がたまっていますよね。それは当然たまります。 坂本川なんか、私がお願いするのですが、なかなか予算つけてもらえんからというて、何回も待って、分けてやってもらっているのですよ。これ、一、二年ですぐたまりますよ。山から水が流れてくる。これだったら、やはり1回やるのはいいですよ。また、続けてやらないと意味がないように思うのですよ。何か、お考えありますか。 ○議長(山本達也)  建設部長。 ◎建設部長(重村仁志) 坂本川もそうですし、市内河川が30河川ございます。近年は、高齢化などによりまして、なかなか河川の清掃を行う地区も少なくなってきておりまして、また河川の浚渫も増えてきておりまして、十分な対応が難しくなってきておるというような状況の中で、河川パトロールや要望があった箇所から、優先的に対応すべき河川から、順次対応してきたところでございますが、先ほど申されましたように、地方公共団体が単独事業として実施する河川の浚渫を、国が支援をするために、緊急浚渫推進事業が創設され、この事業により、今までは単独市費で浚渫をしておったところではございますけれども、この事業を活用しまして、かなりの河川の浚渫を計画的にできるものというふうに考えております。 一度、5年に1回というわけではございませんので、河川の状況も見ながら、土砂の堆積具合、そういったものも見ながら、要望も聞きながら、また浚渫を行っていきたいというふうにしたいと思っております。以上でございます。 ○議長(山本達也)  石丸議員。 ◆議員(石丸東海) やはり、住みよい柳井をつくるために環境整備、それと大雨時に道路なんかに、側溝が詰まって道路を水が走るのです。これ賀原議員もお話しになりましたが、それは側溝を掃除しないのですよ。私のところの農免道路がありますが、そこは枯葉でいっぱいですよ。地元にそれを取れっていったって無理ですよ。危ないし。これなんかも、よく気をつけて、パトロールをされておると思うのですが、清掃はどのようにお考えですか。 ○議長(山本達也)  建設部長。 ◎建設部長(重村仁志) 側溝に土砂がたまっておるという御要望、そういったものもよくお話を聞くわけでございますが、これに関しましては、これは限られた予算の中ではございますけれども、業者に委託して、また応急対応業務ということで、できるだけ早い側溝の浚渫をするようにはしております。以上でございます。 ○議長(山本達也)  石丸議員。 ◆議員(石丸東海) 少ない予算と言いますが、しっかり予算をつけていただけますよう、お願いいたしまして、終わります。ありがとうございました。 ○議長(山本達也)  以上で、石丸議員の一般質問を終わります。 2時55分まで休憩といたします。午後2時35分休憩                              〔ここで元の議席に戻る〕1番 久冨  海          2番 岩田 雄治3番 田中 晴美          4番 岩田 優美5番 秋良 克温          6番 三島 好雄7番 坂ノ井 徳          8番 川﨑 孝昭9番 早原 秀文          10番 賀原 基和11番 藤沢 宏司          12番 篠脇 丈毅13番 山本 達也          15番 岸井 靜治16番 中川 隆志          17番 石丸 東海18番 君国 泰照                                                午後2時55分再開 ○議長(山本達也)  休憩を閉じて、会議を再開いたします。────────────・────・──────────── △日程第3.議案上程審議委員会付託) ○議長(山本達也)  日程第3、本日提出されました議案第57号及び議案第58号の議案2件を一括上程し、直ちに議題といたします。 それでは、ただ今議題となりました議案2件について、市長より、提案理由の説明を求めます。市長。〔市長登壇〕 ◎市長(井原健太郎) 本日追加提案いたしました案件につきまして、御説明申し上げます。 議案第57号は、新型コロナウイルス感染症対策の一環として、地域外来・検査センターを設置することに伴い、柳井市職員の特殊勤務手当の支給に関する条例の一部を改正するものであります。 議案第58号は、一般会計補正予算であります。 今回の補正予算は、新型コロナウイルス感染症の拡大に備え、必要な方が迅速かつスムーズにPCR検査等を受けられるよう、検体採取を行う地域外来・検査センターの設置運営費用を計上するものであります。 この地域外来・検査センターは、県内の8医療圏ごとに1以上の設置を目指す山口県からの要請を受け、上関町、田布施町及び平生町と連携し、柳井市役所敷地内に設置するもので、週2日、一日当たり1時間程度の検査を、予約制により実施するものでございます。 検体の採取は、柳井医師会、熊毛郡医師会所属の登録医師に御協力いただき、実施することとしておりますが、引き続き関係機関との詳細にわたる協議・調整を重ね、議決後、速やかに、9月中の開設ができるよう取り組んでまいります。 以上、その大要を御説明申し上げましたが、詳細にわたりましては、私及び関係参与から御説明申し上げますので、何とぞ慎重御審議のほどお願い申し上げます。〔市長降壇〕 ○議長(山本達也)  以上で、市長の説明を終わります。 これより、1案ごとに審議に入ります。 まず、議案第57号、柳井市職員の特殊勤務手当の支給に関する条例の一部改正について、補足説明があれば、これを求めます。総務部長。 ◎総務部長(國村雅昭) 補足説明を申し上げます。 本議案は、新型コロナウイルス感染症に係るPCR等検査を実施する地域外来・検査センターが、県内各医療圏にて設置されることに伴い、職員が感染症防疫等作業に従事する際に支給する特殊勤務手当について、附則において「感染症防疫等作業に従事する職員の特殊勤務手当の特例」の規定を設ける改正でございます。 支給額は、国、県の基準と同じく、感染症防疫等作業に従事した場合、日額3,000円、新型コロナウイルス感染症の患者若しくはその疑いのある者に接触する、又は、これらの者に長時間にわたり接して行う作業、その他、市長がこれに準ずると認める作業に従事した場合は、日額4,000円とするものでございます。以上です。 ○議長(山本達也)  以上で、補足説明を終わります。質疑はありませんか。岩田雄治議員。 ◆議員(岩田雄治) ここに、補正予算書があって、多分、後の話なのですが、今、言われた分、特殊手当の分は、この補正にも載っているのでしょうか。 ○議長(山本達也)  総務部長。 ◎総務部長(國村雅昭) 後ほど、補足説明を申し上げます議案58号のほうの職員手当のほうに計上してございます。以上です。 ○議長(山本達也)  ほかにございませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山本達也)  質疑を終結いたします。本案は、なお、慎重審議を要しますので、総務文教常任委員会に付託いたします。 次は、議案第58号、令和2年度柳井市一般会計補正予算(第7号)について、補足説明があれば、これを求めます。総務部長。
    ◎総務部長(國村雅昭) 補足説明を申し上げます。令和2年度補正予算書(9月補正追加)、こちらの1ページをお願いいたします。 今回の補正は、第1条として、既定の歳入歳出予算総額に1,407万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ207億7,563万6,000円とするものであります。 4ページをお願いいたします。 歳入でございますが、今回の補正は、県補助金及び委託金並びに5ページの雑入、検体運搬・検査手数料を財源として、事業実施するものでございます。 続きまして、歳出につきまして、6ページをお願いします。 衛生費の保健対策費でございます。報酬には、地域外来・検査センター業務に従事する会計年度任用職員報酬を、職員手当には、議案第57号で提案した特殊勤務手当を、需用費には、検査キットやサージカルマスク、防護服、フェイスシールド等の医薬消耗品費等を、役務費には、検体運搬料や検査手数料等を計上いたしております。 検査業務等委託料でございます。検査は、唾液によるPCR検査、または、鼻咽頭ぬぐいによる抗原検査を予定しておりますが、検査に必要な検体採取については、柳井・熊毛郡両医師会の登録医師に御協力いただき実施することとしております。検査業務等委託料は、この経費を計上するものでございます。 7ページには、柳井市役所敷地内の一角にプレハブ事務所を設置するための経費及び検査キットを保管する冷蔵庫等の備品購入費を計上いたしております。以上です。 ○議長(山本達也)  以上で、補足説明を終わります。質疑はありませんか。三島議員。 ◆議員(三島好雄) 先ほど議案説明の中で、週2日、一日当たり1時間程度の検査となっているのですが、週2日というのは、何曜日と何曜日か、そして、一日当たり1時間程度というのは、恐らく夜間ではないかと思うのですけれども、その辺りはいかがでしょうか。 ○議長(山本達也)  健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(日浦隆雄) まず、週2日につきましては、毎週火曜日、木曜日、祝日の場合は、実施をいたしません。 それから、時間ですが、1時間程度は、午後1時から午後2時までの1時間を予定しております。以上です。 ○議長(山本達也)  ほかにございませんか。岸井議員。 ◆議員(岸井靜治) 検査を受けたい人というのは、必ずしも、その2日だけではなくて、1週間丸々、いつでもあるわけですよね。そういう場合、火曜日と木曜日まで待って、それで受けなければいけないのか、ほかのところでの対応、ほかの場所での対応とか、そういうふうなものが必要になってくると思うのですけども、その辺はどのように考えていますか。 ○議長(山本達也)  健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(日浦隆雄) ただ今、岸井議員おっしゃいますように、週2日でございまして、確かに週2日ですから、検査を受ける必要がある方が、その週、火曜日、木曜日まで待たなければいけないかという御質問でございます。 基本的に、今回設置する地域外来・検査センター、これは、県から委託を受けて、市が運営するわけでございますが、比較的症状の軽い方で、登録された医師の方から予約を受けた方、そして、これまでもございましたが、地域帰国者・接触者外来、こちら今まで保健所が案内する検査ですが、こちらも当然残ってまいりますので、こちらが比較的症状の重い方とか、濃厚接触者の可能性のある方、そういった方を検査すること、そういったすみ分けを基本的にしようと、今考えております。したがって、今、御指摘の週2回ですから、すぐに受けなければいけないとか、そういった事態が生じた場合には、市が運営する地域外来・検査センターではなく、保健所から、これまでどおり紹介を受けて帰国者・接触者外来で検査を実施すると、そういったことになろうかと思います。以上です。 ○議長(山本達也)  ほかにございませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山本達也)  質疑を終結いたします。本案は、なお、慎重審議を要しますので、厚生常任委員会に付託いたします。────────────・────・──────────── ○議長(山本達也)  以上をもちまして、本日の会議を終了し、明日から23日までを休会といたします。最終日は、24日の午前10時から会議を開きますので、その間に、それぞれの委員会に付託いたしました議案等の審査が終了いたしますよう、御協力をお願いいたします。 本日は、これをもって散会いたします。午後3時06分散会──────────────────────────────      会議の経過を記載して、その相違ないことを証するため、ここに署名する。         令和2年 9月 7日                     議  長 山本 達也                     署名議員 川﨑 孝昭                     署名議員 早原 秀文...